
決算発表シーズンに入り、業績を手掛かりに個別銘柄を物色する動きは引き続き活発だろう。きょうはハンセン指数構成銘柄の華潤ビール(00291)と恒安国際集団(01044)が2024年6月中間決算を発表する。
もっとも、ハンセン指数の前週末終値は7月23日以来およそ3週間ぶりの高値とあって、いったん利益を確定する売りが出やすい。買い一巡後は上値が重い展開があり得る。
16日のNY株式相場はダウ平均が4日続伸。S&P500とナスダック総合はともに7営業日続伸となった。米ミシガン大学同日が発表した8月の消費者態度指数(速報値)が予想以上に強い結果となり、米国経済のソフトランディング期待が続いた。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、大型ネット株のアリババ集団(09988)、JDドットコム(09618)、テンセント(00700)と英金融大手HSBC(00005)、電気自動車の理想汽車(02015)が香港終値を上回った。一方、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が下回って終えた。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ