
米国株高を好感したいところだが、CME225先物は弱めのスタートを示唆している。エヌビディアはプラスで終えたがナスダックの反応が甘く、グロース株は手がけづらさが意識されそう。本日の米国では、7月小売売上高や7月鉱工業生産など経済指標の発表が多い。物価指標を受けてインフレ鈍化期待は一段と高まっている一方、本日発表される指標が弱すぎると景気後退に対する警戒が高まる恐れがある。これらを踏まえ、全体でも売りが優勢になると予想する。深押しするようなら買いは入るとみるが、国内では岸田首相の自民党総裁選不出馬表明で政局が混沌とする中、場中は様子見姿勢の強い地合いが続くだろう。日経平均の予想レンジは36000円-36600円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ