「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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今日のドル円 テクニカル分析で環境認識(動画の内容 ポイントまとめ)
1. 今日の注目ポイント:
- ドル円が148円台に定着できるかどうか
- 定着した場合、今週150円を視野に入れた相場展開の可能性
2. テクニカル分析:
- 移動平均線: 弱気のパーフェクトオーダー継続
- 10日線が上向きに転じつつあり、反発基調強化の可能性
- RSI: 30ラインを下から上昇中、反発の兆し
- 148円台前後で上ヒゲを伸ばし、やや伸び悩み
- 安値は切り上げており、148円台突破で更なる上昇の可能性
3. 今週の目標レベル:
- フィボナッチリトレースメント38.2%の水準: 149円台後半
- 150円前後が意識される可能性
4. 今日の注目イベント:
- 21時半: アメリカの7月生産者物価指数(PPI)発表
- PPIは消費者物価指数(CPI)の先行指標として注目
5. 市場の見方:
- 日銀の追加利上げ: 年内は可能性低下(市場予想3割程度)
- FRBの利下げ観測: 9月のFOMCで0.25%または0.5%の利下げ期待
6. 今週の重要指標:
- PPI(本日)、CPI(明日)、小売売上高(木曜日)
- これらの指標結果次第でドル相場が大きく動く可能性
7. 本日のPPI予想:
- 前年比: 2.3%(前回2.6%)
- コア前年比: 2.6%(前回3.0%)
- 予想通りの結果の場合、明日のCPIに向けて様子見ムードの可能性
8. 週足チャートの見方:
- 先週は下ヒゲを伸ばした陽線、ただし実体が小さく反発力はまだ不十分
- 今週、先週の高値を抜けて陽線を形成できれば反発基調強化の見方
- RSIの50突破で明確な反発基調と判断可能
9. 今週の注目ポイント:
- 148円台への定着
- 150円を目指す動きの有無
- チャート形状的にも重要な週となる可能性
この週は重要な経済指標の発表が続くため、ドル円相場は大きな変動を見せる可能性があります。特に本日のPPI、明日のCPI、そして週内の小売売上高の結果に注目が集まっています。テクニカル面では148円台の定着と150円への挑戦が焦点となりそうです。
『最新のドル/円相場を解説』
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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