ドル/円、底打ちの可能性。150円に向けて持ち直しの動きを強めるか
欧米時間のドル/円予想レンジ:146.000-148.200円
東京市場のドル/円は、一進一退の展開。序盤に147.80円前後まで強含む場面もありましたが、日本株が伸び悩んだことなどから失速しました。午後には一時146.70円台へ弱含みましたが、その後は147円台へ持ち直すなど、方向感が定まっていません。
前日の米新規失業保険申請件数の結果を受けて、米国の労働市場を巡る懸念が和らぐと、米連邦準備制度理事会(FRB)による過度な利下げ観測がやや後退しました。そうした中で、ドル/円は147円台を中心とした値動きとなっています。今夜は、注目イベントが予定されていないことから、週末を控えた欧米の株式市場の動向を睨んだ相場展開となりそうです。
ドル/円をテクニカル分析で見ると、週足チャートで下ヒゲ陽線を形成しています。実体部分が小さいところは気になりますが、下ヒゲが長いことから底打ちの可能性があります。今週は148円を前に伸び悩んでいるため、同高値を上抜けた場合は150円に向けて持ち直しの動きを強めていくことも考えられます。
ドル円 週足チャート
この後の経済イベント
8/9(金)
21:00 メキシコ6月鉱工業生産
21:30 カナダ7月新規雇用者数
21:30 カナダ7月失業率
8/10(土)
25:10 ボウマンFRB理事講演
※☆は特に注目の材料
経済指標・イベントの結果について
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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
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