今晩は底堅い展開か。昨日は軟調な経済指標を受けて米連邦準備理事会(FRB)による利下げ期待が高まったものの、S&P500が一時5500ポイントを上回ったことや、米10年債利回りが上昇に転じたことなどで足もとで大きく上昇した半導体株を中心に利益確定売りが強まった。ダウ平均は299.9ドル高(+0.77%)と3営業日続伸した一方、S&P500が0.34%高の5505.53ポイントまで上昇後、0.25%安の5473.17ポイントと3営業日ぶりに反落し、ハイテク株主体のナスダック総合は0.79%安と8営業日ぶりに反落した。週初来ではダウ平均が1.41%高と反発ペースとなり、S&P500が0.77%高と3週続伸ペース。ナスダック総合も0.18%高と小幅ながら3週続伸ペースとなった。
今晩は週末の取引となるが、底堅い展開か。昨日大きく売られた半導体株に押し目買いが期待されるほか、先行きの利下げ見通しも株式相場の支援となりそうだ。昨日は新規失業保険申請件数や5月住宅着工件数、6月フィラデルフィア連銀業況指数が弱い結果となったが、今晩も6月S&Pグローバル製造業・サービス業PMI速報値、5月中古住宅販売件数の発表があり、指標結果を受けた利下げ見通しや米10年債利回りの動向が焦点となりそうだ。
今晩の米経済指標・イベントは、6月S&Pグローバル製造業・サービス業PMI速報値、5月中古住宅販売件数のほか、5月景気先行指数など。企業決算は寄り前にファクトセット・リサーチ、カーマックスなどが発表予定。(執筆:6月21日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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