シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読み解きます。
目次
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットロング増加】
10月31日時点で円のポジションはドルに対して1.8万枚の買い越し(ネットロング)。
円ロングは動かなかったがショートが取り崩されたことでネットロングが増加する格好となった。
ドル/円が105円を割れて月初来安値を更新するなか、投機筋はドル買い・円売りポジションの巻き戻しを迫られた模様。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットロング減少】
10月31日時点でユーロのポジションはドルに対して15.6万枚の買い越し(ネットロング)。
ユーロショートに比べロングが多く取り崩されたことでネットロングが1.0万枚の減少となった。
欧州各国で新型コロナウイルス感染が再拡大したことでユーロが続落するなか、投機筋も損切り覚悟のユーロロング解消に動いたと考えられる。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットショート増加】
10月31日時点でポンドのポジションはドルに対して0.7万枚の売り越し(ネットショート)。
売り・買いポジションともに減少したがロングの減少がより大きく、ネットショートが増加した。
期間中は英EU通商交渉が再開されてやや進展したものの市場の反応は薄く、欧州株安に押されてポンドは軟化。
投機筋もロングを中心にポジション解消へ向かったようだ。
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IMMポジション
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