半年で2,000万円超の利益を獲得したCB氏のインタビュー後編。彼はどのようにFXを覚え、経験を積んできたのだろうか。投資目標や将来の夢、週末の過ごし方も聞いてみた。
前編はこちら:
https://www.gaitame.com/media/entry/2020/08/06/170000

以下の取材記事はトレーダー個人の経験やお考えに基づくものです。その内容について当社が保証するものではありません。実際のお取引については充分内容をご理解の上ご自身の判断にてお取り組みください。
(この記事は2020年8月14日に掲載した記事名『会社経営者CB氏「将来の夢は親子で学べる投資スクールの開校」トップトレーダーに聞く!(後編)』を一部修正したものです)
CB氏 プロフィール
年齢性別 :40代男性
職業 :会社経営者
FX取引歴 :1年6カ月
トレードスタイル:デイトレード(基本的に)
FX年間最高収支 :2100万円超
投資商品 :FX
趣味 :FXおよびワイン(ワイン選定し最良の料理と食すのが最高の楽しみ)
▼目次
1.書籍の内容を実戦で確認
2.自分には株よりもFXが合っている
3.調子が悪くても休まない
4.スピード注文2がお気に入り
5.将来の夢は親子で学べる投資スクールの開校
6.投資は生活するための手段になる
書籍の内容を実戦で確認
編集部:- FXはどのように勉強をしたのでしょうか?
CB氏:- FXトレード専用アプリの使い方や、テクニカル分析の基礎が書いてあるような簡単な本を買って、それを読みながら、実際の取引を始めました。FXについて誰かに教わったことはありません。親が株式投資をしていたので、投資リスクなどについては理解していたつもりですが、本当に独学でした。
編集部:- それでうまくいきましたか?
CB氏:- う〜ん、うまくいくとか、いかないとかいう問題ではないですね。本当に適当でしたから(笑)。チャートが上がったから買って、下がったら売っての繰り返しです(笑)。常にそんな感じで、ほとんど“勘”でしたね(笑)。
編集部:- 始めた頃の運用資金はいくらでしたか?
CB氏:- 最初に口座に入れたのは30万円くらいですね。所持金のうち自由に使えるお金を、ちょっとだけ入れてみたって感じですね。当時は勝ったり、負けたりを繰り返していました。ただ、それでいいと思っていました。実際にやりながら、知識を身に付けようと思っていましたから。
編集部:- 書籍は最初に購入した取引ツールの説明が載っている本だけですか?
CB氏:- いや、その後FX関連の書籍はいろいろ買いました。書かれていることを実際に試してみて、マスターしたら、次の本を買って試すことを繰り返しました。ただ、最後はインターバンクの仕組みとか、市場参加者はこう考えるとか、プロと言われる人たちが、どのように為替取引をしているかとか、そういう内容に行き着きました。
自分には株よりもFXが合っている
編集部:- 投資を始めたときは株式投資もされていたそうですが、FX以外の投資は今も続けているんでしょうか?
CB氏:- いえ、今はFX一本です。株式投資もいろいろと試してみたんですが、株はやっぱり分かりにくいなと思いました。銘柄が多いから、幅広く網羅しなきゃいけないですよね。しかも元手があまり多くないので、大きく動いたとしても、数百円程度の利益しか出ないんですよ。そういうこともあって、結局、株はやらなくなりました。むしろ、短期間で大きな利益が期待できるFXが僕には合っていのだと思いました。
調子が悪くても休まない
編集部:- 取引がうまくいかないときはどうされるのでしょうか?
CB氏:- 僕は調子が悪くても、ロット数を下げてトレードをするようにしています。やっぱり相場は見ていないとダメだと思うんです。期間をあけると怖くて相場に入れなくなる。始めるときにドキドキしたくないから、調子が悪くても、ポジションを持つようにしています。ポジションを持っていると、チャートを見るときの本気度が変わります。チャートに全神経を集中させないと、見えてこないものがあるんですよね。
編集部:- 切り替えるために相場から離れるという人もいますが、逆のタイプなんですね。体調管理などはどうでしょうか?
CB氏:- 運動はするようにしています。調子悪くなるときは、ずっとイスに座って、コーヒーをガバガバと飲んで、PCの前に張り付いている状態が多いです。室内で体を動かすか、外に出て、1時間ぐらい走ったりしています。FXを解説しているYouTuberの方でも、すごく体を鍛えている人いますよね(笑)。僕は運動すると前向きな気持ちになると思うんです。消極的だったり、後ろ向きだったりした気持ちが、ポジティブに切り替わって、判断のスピードが速くなるような気がします。睡眠時間は長めに取るようにしていますが、常にスマホでレートチェックができるようにしています。
編集部:- いつでも為替相場がチェックできるように?
CB氏:- そうです。寝ていても、時々起きてスマホでチャートを確認します。動きがあるときにはパッと起きて、パソコンを立ち上げて、利益を確定したり、損切りしたり、そんな感じですね。
編集部:- 相場がない週末の過ごし方は?
CB氏:- 理想としては、書籍で研究したり、自分で日足チャートを入力し、ラインを引いて分析したりするべきなんでしょうが、だいたいはサボっちゃいますね(笑)。本当はやらなきゃいけないなと思っています。やるのとやらないのとでは、翌週の成績に大きく影響すると思うんです。
スピード注文2がお気に入り
編集部:- ところで、外為どっとコムの売買ツールは使いやすいですか?
CB氏:- 僕はいつもスピード注文2で発注しているんです。スピード注文2は購入できるロット数が常に表示されていて、ワンクリックで注文ロット数を変更できるのがすごく便利なんです。常に購入できるロット数の半分を目安にしてトレードしているので、僕にとっては、購入できるロット数が瞬時にわかることが大切なんです。売買を繰り返していると、購入できるロット数は増減します。その「半分」が一目瞭然なので、スピーディーにトレードできるんです。
編集部:- Twitterや YouTube の情報は参考にしますか?
CB氏:- 結構見ています(笑)。YouTubeの「メタトレ研究所hiro」さんは、すごく勉強になります。サングラスかけている人です(笑)。ユーちぇる社長はマーケットの裏話をする動画が好きです。外為どっとコムのマネ育で配信している酒匂塾長もFXを始めた頃から見ています。いつもドル円下落予想の話が多くて・・・(笑)ただ、僕は酒匂塾長の影響をかなり受けていまして、去年のドル/円相場は8月が底で、9月から10月は上昇しているさなか、果敢に売りから入っていましたね(笑)。野村雅道さんのTwitterなども参考にしています。気をつけなければいけないのは、アナリストのような発言力のある人たちが情報を発信し、それがマーケットに浸透すると、もうその情報とは逆の方向に相場が動くことを何度も経験しています。だから僕はマーケットが今、どちらを向いているかを見極めて、ポジションを持つようにしています。
編集部:- CBさんの投資のゴールはなんですか?
CB氏:- 特にありません。ただ、AI がこれ以上に進化したら、投資はやめるかもしれないと思っています。
編集部:- AIの進化で投資をやめるというのはどういうことですか?
CB氏:- チャートを眺めていると、時々、AIが相場を動かしていると思うときがあるんです。例えば、投機筋の動きにAI が追従したとき、自分がチャンスと思って入ろうとしたときには、時すでに遅し、はるか彼方をレートが走っていたりとか。吹いたかと思えば反転するようなときは、実際にそういうことが起きているんじゃないかと思うんです。テクニカル分析の計算や判断は、もうAIのスピードに勝てません。そうなったら、狩られるだけなので投資を止めるしかないなと思います。
将来の夢は親子で学べる投資スクールの開校
編集部:- 将来の夢はありますか?
CB氏:- 投資って、いまだにあまりいいイメージを持たれていないと感じることが多いんですね。でも、実際はそうでないと思うんです。それを変えたいなと思っています。だから、親子で投資について学べるようなスクールを運営したいなと思っています。だから今、一生懸命にテクニカル分析を勉強しています。投資の勉強するためのテーマは、本当にたくさんあると思います。経済学の基礎も、テクニカル分析も、全部自分が教える必要はなくて、教えられる人にお願いすればいいので、仲間を募って、親子で学べるような投資のスクールを開きたいですね。
編集部:- とてもステキな夢だと思いますが、そう思われたのはなぜですか?
CB氏:- 収入の選択肢を増やし、自分の可能性を高めてくれるのが、投資だと僕は思うんです。僕自身がまさにそうでしたから。将来のために、やるべきことを何か選ぶとしたら、FXはすごくいいと思います。
編集部:- ご自身の経験からなんですね。
CB氏:- FXは書籍からYouTubeまで、詳しく解説されていて、独学で勉強がしやすいですし、それが収益に直結する可能性が高い金融商品だと思います。その上、世界情勢やリスクコントロールに関する知識がおのずと身に付きます。コロナ禍で余計感じるのですが、「自分の仕事はこのさき安泰なのか?」と考えると少し不安ですよね、FXトレードの知識やノウハウは、一度覚えたら、当分の間は通用すると思うんですね。それもFXの魅力じゃないでしょうか。
投資は生活するための手段になる
編集部:- CBさんのご家族は、FX取引のことについてご存知なんでしょうか?
CB氏:- ええ、妻は僕が儲かっているのか、それとも儲かっていないのか、すべて把握しています(笑)。妻は僕よりも堅実派なんですが、トレードについて包み隠さず話すようにしたら、一番の理解者になってくれました。今は頑張ってトレードの勉強をしています。あと僕が無駄使いしないように監視してくれます(笑)
編集部:- 投資について理解してもらえているのはいいですね。
CB氏:- ええ。私がスピード注文2を使っているのは、ロット数が簡単に変えられるからだと説明しましたが、もうひとつ理由があって、家族にFXを教えるときにも、使いやすいからなんです。自分は10万通貨100ロットが基本ですが、家族に説明するときは、1万通貨10ロットで実際の売買をしてみせるんです。私の口座を確認してもらえばわかりますが、最近、100ロットと10ロットが混在しているのは、これが理由です(笑)。
編集部:- 同時にFXのトレードツールの使い方も覚えられますね。
CB氏:- はい、去年母親が他界したときに「自分もそんなに若くないから、いつ何があるか分からないな」と思ったんです。それと同時に、「残された家族はどうやって食べていくのだろう」ということも頭に浮かびました。妻にFXを教えているのは、もし僕に何かあって、幼い娘と二人で不安なく生活していく上で、FXが有効な手段になるんじゃないかと考えたからです。実際に売買をしてみせるのは、自分でリスクコントロールができるようになって欲しいからです。FX ではリスクコントロールが一番大事ですからね。早く自分でリスク判断ができるぐらいになって欲しいなと思っています。
編集部:- 今日はテレビ会議を利用しての取材でしたが、貴重なお話をお伺いすることができました。長時間にわたってどうもありがとうございました。
CB氏:- こちらこそ。お役に立てたなら幸いです。ありがとうございました。
PickUp編集部より
投資にさらに良いイメージを持ってもらう。投資スクールを経営し、親子でマネーリテラシーを高めてもらうことを将来の夢に描いているCB氏。また、投資は収入の選択肢を増やし、自分の可能性を高めてくれるとお話されていたことが印象的でした。コロナ禍で働き方改革が見直されている昨今では、より自分の収入や支出のバランスを見つめ直すきっかけになったインタビューとなりました。
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