12月12日に行われる英国総選挙。英ジョンソン首相が目指す2020年1月末のEU離脱(ブレグジット)を左右する今回の総選挙について、結果の予想やポンド市場への影響など著名な識者に聞きます。FX個人投資家必見の内容です。
要旨:
・現時点で与党保守党優位でポンド上昇している。しかし、合意があるにせよブレグジットの負の面が強く、ポンド/円が150円や160円へ上昇するムードは無い。短期的には上昇するかもしれないが、下がるポテンシャルを持っている。
・ブレグジットのゴタゴタに嫌気がさしたスコットランドに独立の機運が高まっており、今後クローズアップされるかもしれない。
酒匂隆雄 氏
酒匂・エフエックス・アドバイザリー代表 1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で敏腕ディーラーとして外国為替業務に従事。その後1992年、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行。さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長に就任。 その一方で2000年には日経アナリストランキング・為替部門にて第1位を受賞するなど、コメンテーターとしても高い評価を得ている。