FX/為替 年間収支が1億円以上のレインボーさん「あれ?これ、もしかしたら、勝てるんじゃないの?」トップトレーダーに聞く!

関西在住のレインボーさんに、ご自身のトレードについて、またトレードに対する考え方についてインタビューを行いました。

レインボーさん プロフィール

年齢性別   :30代 男性
投資歴    :約10年
年間収支   :年間1億円以上
取引スタイル :短期トレードが軸
投資商品   :FX、株先物 ほか

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以下の取材記事はトレーダー個人の経験やお考えに基づくものです。その内容について当社が保証するものではありません。実際のお取引については充分内容をご理解の上ご自身の判断にてお取り組みください。

(この記事は2019年8月14日に掲載した記事名『年間収支が1億円以上のレインボーさん「あれ?これ、もしかしたら、勝てるんじゃないの?」トップトレーダーに聞く!』を一部修正したものです)

 

「あれ?これ、もしかしたら、勝てるんじゃないの?」

 

Pickup編集部:
早速ですが、いつから投資を始めたのでしょうか?
レインボーさん:
投資を本格的に始めるきっかけになったのは、2008年リーマンショックでした。

それまでは投資に全然興味は無かったですが、株が下がったというニュースを見て、面白そうだと思ったんです。

株式投資からスタートしたのですが、投資の本を読んだりして、日経225(指数先物)のチャートを見るようになりました。その後、指数先物の板情報をチェックするようになり、為替に連動して株も動くので、ドル/円を見るようなりましたね。
そこからずっと、アベノミクス相場がはじまってから、株、指数先物、為替を毎日見てきた感じです。

いまお話したように、数年間は株式投資がメインでしたが、その前に、実はFXを少ししていました。5万円くらいを入金し、ポジションを持っても数十分で無くす、というような取引を2回しましたね。(笑)

当時はレバレッジが高く、スプレッドも今に比べたら広い時期でしたね。はじめは、右も左も分からないときだったので、遊びに近い形でFXには触れました。
Pickup編集部:
しばらくはお仕事とトレードを並行して行う兼業トレーダーだったんですか?
レインボーさん:
はい。3年くらい兼業でした。

FXトレードは、アベノミクス相場で、ドル/円が上げ始めたときがスタートでしたね。それまではドル/円って正直、横ばい相場で、一日の値幅も20銭くらいだったので注目していなくて。

当時、指数先物とドル/円の連動性が高くて、「上がりそうだな」と思ったときにドル/円が上がったりしまして。自分の考えていることと同じ値動きになったんです。

「あれ?これ、もしかしたら、勝てるんじゃないの?」と思って、そこからトレードを始めた感じです。

はじめは小さいLOTからはじめました。ドル/円、3万通貨を、取引証拠金は30万円くらい入れて。

本当に取引が上手くいったので、徐々に、取引量を増やして行った記憶があります。

 

ティックや1分足など、短すぎると感じる足は、まったく見ていない



Pickup編集部:
ズバリ予想が的中したということですが、相場の上がる・下がるの予測は、何を見て判断されていましたか?
レインボーさん:
今もそうですが、いつも出しているテクニカル指標は、移動平均線、一目均衡表、ボリンジャーバンド、でして。

MACDやRSIは、今は見ていないですね。出していた時期はあるんですけど、相場が大きく動くとき、あんまりアテにならなくて。

使っているテクニカルは、教科書的なことだと思うんですけど。ドル/円は5分足をメインに見ています。
ティックや1分足など、短すぎると感じる足は、まったく見ていないです。
5分足をずっと見ていて、主にチャートの形をみていました。

実は教科書的なテクニカルについてはそれほど詳しくなかったんです。たとえばレートが下がっていって、ローソク足で下ヒゲが出たら上がりやすいですとか、そういう感じで、ポイントを絞ってやっていた感じです。言ってみたら単純なことですね。
Pickup編集部:
当時の手法はいまも変わらず、なんでしょうか?
レインボーさん:
今はどちらかと言うと、以前の手法はそれほど使えない場面が多いですね。

たとえば最近はスキャルピングがうまく行かないといわれていますが、急騰したレートが、そのまま戻らずに横ばい推移する、そんなことはこれまで無かったと思うんですよね。相場に、ある程度波があった。

今は、本当に、天気で言うと台風の後にいきなり快晴、のような「さっきまでのあの上げはどこに行ったの?」という感じなので、当時の手法はアテにならないかな、と思っています。

去年(2018年)からFXが難しくなったとおっしゃる方も増えてきましたね。
ただ、2019年に入ってボラティリティが出ているので短期売買が出来る相場だと思います。長期ではポジション持ちづらいですが。これは株でも同じですけど。



大きく損をするときは、頭の考え方に柔軟性がなくなっている

 

Pickup編集部:
そんな相場環境ですが、FXトレードで心がけていることはありますか?

 

レインボーさん:
これも当たり前のことですけど、単純に、損切り徹底、です。
あとは、マイナスポジションを長く持たないように心がけています。

ちなみに、私は逆指値を入れないです。
ポジションを持ち越すと決めて、夜寝るときに逆指値注文を入れることはありますが、常に取引できる状態にしておき、損切りのことを頭に入れながら、とにかくマイナスポジションを引っ張らない、あくまでも損小利大になるように徹底しています。
利益が乗ってから、逆指値を入れて、はアリだと思うんですけど。

 

Pickup編集部:
損切りするときに、値幅を定めている、などはあるのですか?
レインボーさん:
とくには決めていないですね。

その時々のレート、チャートが参考になりますね。レンジブレイクをするなど、テクニカル視点をもちその時々で判断しています。

あと、損切りタイミングは持っているLOT数によると思います。

「外貨ネクストネオ」で、逆指値注文を入れると、損切りする際の金額がいくら、と表示されますので、金額を見ながら損切りポイントを決めるのもよいのではないでしょうか。

あくまで、トータルで勝てるかどうかが大事なので、ひとつひとつの損切りにこだわってもいけないと思っています。
どうも、勝てない人って、ひとつの考えにこだわりを持ってしまう気がするんです。
Pickup編集部:
自分のトレードは間違っていない、と思ってしまうということですか?
レインボーさん:
そうですね。
ちょっと変な話ですけど、勝っているトレーダーって、先に言っていたことと逆のことをがすぐ出来るくらいでないとダメだ、くらいに思ってます。5分前とまったく逆のことがすぐ出来るという感じで。

 

Pickup編集部:
おお・・・。それぐらい気持ちの切り替えが大事なんですね。
レインボーさん:
「今日は、買いだ!」と思って買い買い買い・・・ってトレードして、5分後に売り売り売り・・・って出来ないと。
言っている私も、出来るときもあれば、出来ないときもあるんですけどね。
だいたい、大きく損をするときって、基本的に、頭の考え方に柔軟性がなくなっている時、ですよね。

 

2018年11月のドル/円レンジ相場のとき

 

レインボーさん:
例えば2018年11月とか、私はずっとドル/円はショート目線で、こだわって売っていたんですね。
113円のところとか、一生懸命ショートポジション作っていたんです。

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レインボーさん:
思惑通り下がったら、逆指値いれて、しばらく置くなどして・・・。
しばらくして、日本株やダウ平均など下がって「よしよし、しめた」と思っていたら、為替だけ戻って・・・(笑)
一回、ドル/円が112円まで下がってからのカウンターでやられましたね・・・。
あの時は、こだわってショート作っていましたので、結構なやられになりました。

そのあとですが、次の週に相場が下げてはじめて、そのとき作ったショートでようやく損した分を全部取り戻したんですけど。

「下がってもショート!」と、いうくらいこだわりが強かったので、ぜんぜんロングが作れなかったんです。
先ほど、考えを切り替える大切さを言っておきながら、自分でもこだわってやられることがあるので、頭の中をフラットな気持ちにすることがいかに難しいか、っていうのは感じますね。
レインボーさん:
あと、相場のモメンタムって言うのは、為替で取引する中でとても大事だと思うんです。

なんと言いますか、為替相場って、一度「行きたい方向」が決まると、もうそっちしか行かないというか。
今のドル/円で言うと、いかにドル買い、上げ材料が出ても反応しなくて。
数ヶ月前は逆だったじゃないですか。
こういう習性って、為替ならではだと思いますし、大事だなと感じます。

PickUp編集部より

時に搾り出すように、ご自身のトレードを語るレインボーさん。
インタビュー冒頭から金言・格言が飛び出したこの続きは、追って公開いたします。



「レインボーさん」取材記事

その2・・・「大きく損した翌朝は・・・」
その3・・・「投資家はアスリートと一緒」

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