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G.COMデイリーレポート

8月13日(水) 豪ドル/円
【今日のトピック】
オセアニア通貨、調整局面続く
【基調】
急落
【目先の注目材料】
・豪州、ニュージーランド(NZ)の景気減速、金利先安観
・原油、金などの商品相場(資源価格)の下落、中国株の下落
・ドル/円相場、日米株価、ユーロ/円相場
【本文】
豪ドル/円相場は昨夜から最大3円以上下落し、今日正午前に4カ月ぶり安値94.36円を記録している。豪ドルは対米ドルに至っては本日にかけて12営業日連続で下落し、同じく今日正午前にほぼ7カ月ぶり安値1豪ドル=85.89セントを記録している。豪州、NZの金利先安観が強まっていることや商品相場の下落を背景に、オセアニア通貨は軟調な推移が続いているが、昨日にスイス銀行最大手UBSが今四半期に50億ドル、米銀行大手J.P.モルガンが15億ドルの損失を計上することを明らかにするなど、欧米金融機関の不安材料が再び噴出したことで、リスク回避志向の円売り/高金利通貨買いが強まったことが、オセアニア通貨の下落に追い打ちをかけている。
資源国通貨と商品相場の相関性は高い。国際的な商品価格の指標であるCRB指数は2001年後半から160%上昇し、先月3日にに過去最高値473.97を記録し、その間に豪ドル/円相場は最大約70%上昇している。しかし、世界経済の減速傾向が強まると共に、CRB指数は7月のピークから現在にかけて20%近く下落しており、豪ドル/円相場も同期間に8%超下落している。年後半の世界経済見通しは厳しく、特に資源価格を押し上げてきた中国の景気先行き懸念は強まっており、商品相場の調整局面は長期化する可能性が高まっているといえよう。オセアニア通貨や南アランド、カナダドルなどの資源国通貨の下落トレンドは長期化の様相が強まっている。
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