G.COMデイリーレポート

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外為どっとコムのスタッフが今最もホットな通貨ペアを日々ピックアップし、その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。弊社お取り扱いの全通貨ペアを対象に、各国の経済・金利動向や金融政策、株価、商品相場動向など、あらゆる視点からその日一番注目の通貨ペアをご紹介します。
ニュースや他のレポートでは伝えきれない、貴重な情報をご提供いたします。
※祝祭日除く。

6月12日(火) メキシコ/円

【通貨ペア】
メキシコ/円

【今日のトピック】
不安要素多くリスクオンでも買われにくい新興国通貨

【基調】
波乱含み

【目先の注目材料】
・原油価格、主要国株価
・6/12 トランプ米大統領記者会見
・6/13 米FOMC

【本文】
昨日は、円が主要通貨に対してほぼ全面安の展開となったが、数少ない例外がメキシコペソであった。ペソ/円は8日に付けた約1年5カ月ぶりの安値(5.287円)こそ下回らなかったが、5.3円台を中心に上値の重い展開が続いている。トランプ米大統領とトルドー・カナダ首相が前週末のG7首脳会議(サミット)で対立した事を受けて北米自由貿易協定(NAFTA)の見直し交渉をめぐる懸念が高まった。NAFTAの破棄(=米墨2国間貿易協定の締結)は、全輸出の7割が米国向けを占めるメキシコにとって痛手となる公算が大きい。

また、7月1日に予定されている大統領選挙でロペスオブラドール新大統領の誕生が濃厚な事も先行き不透明感を強めている。ロペスオブラドール氏は、反米・反トランプを掲げるほか、エネルギー事業の民間開放に反対の立場とされる。そのほか、明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)は利上げが濃厚で、今年後半にさらに2回の利上げが示唆される可能性がある事もペソを圧迫しそうだ。米国の金利やドルの価値上昇によって、新興国から投資資金引上げられるリスクがあるためだ。

米朝首脳会談を無事に終了した事で市場のリスク警戒感が緩む可能性もあるが、新興国通貨にとっては追風になりにくいと考えるべきだろう。


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