- HOME >
- 為替,FXマーケット情報 >
- FXレポート >
- G.COMデイリーレポート 11月24日(金)南アランド/円
G.COMデイリーレポート

外為どっとコムのスタッフが今最もホットな通貨ペアを日々ピックアップし、その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。弊社お取り扱いの全通貨ペアを対象に、各国の経済・金利動向や金融政策、株価、商品相場動向など、あらゆる視点からその日一番注目の通貨ペアをご紹介します。
ニュースや他のレポートでは伝えきれない、貴重な情報をご提供いたします。
※祝祭日除く。
11月24日(金) 南アランド/円
【通貨ペア】
南アランド/円
【今日のトピック】
審判の日
【基調】
波乱必至
【目先の注目材料】
・11/24 S&Pとムーディーズが南アフリカの格付けを発表
・主要国株価、国際商品価格
【本文】
南アフリカのギガバ財務相は先月25日に発表した中期予算方針の中で、2017年のGDP成長率見通しを下方修正した一方、財政赤字(対GDP比)見通しを引き上げた。これにより、南アフリカの格付けが引き下げられるのではとの懸念が市場に広がった。
そうした中、本日は大手格付け会社S&Pとムーディーズが同国の長期債格付けをアップデートする予定となっており注目を集めている。両社ともに南アフリカの自国通貨建て国債の格付けを投資適格級の中では最下位としており、仮に格下げとなれば「投資不適格級」となる。それだけに投資資金の引上げ観測が強まり、ランドの下落は避けられないだろう。もっとも、市場にはS&Pの格下げは避けられないとの見方が根強い一方、ムーディーズについては、来月の与党党首選の結果などを確認するために今回は投資適格級に据え置くとの見方もある。1社だけの格下げにとどまればランド相場への影響は軽微にとどまるかもしれない。もし、2社ともに据え置きとなれば、ランドの大幅反発が見込まれる。
いずれにしても、見方が分かれている上に両社の発表時間が未定(NY午後に発表されるケースが多い印象がある)とあって、無風で通過する事は考えにくい。据え置きの期待がくすぶるムーディーズの発表に注目がより集まると見られるだけに、どちらが先に発表するかという点も重要になりそうだ。
最新のレポートを見る
バックナンバー(2017年11月)
- ダブルボトム【ポンド/円】 2017年11月30日
- 下値支持が早くも上値抵抗に変化【米ドル/円】 2017年11月28日
- 近くて遠い1.20ドル【ユーロ/米ドル】 2017年11月27日
- 審判の日【南アランド/円】 2017年11月24日
- FOMC議事録【米ドル/円】 2017年11月22日
- 過去最安値を更新【トルコリラ/円】 2017年11月21日
- ドイツの政局不安【ユーロ/円】 2017年11月20日
- インフレ鈍化に要警戒【カナダドル/円】 2017年11月17日
- バンド押し下げで下押し再開か【メキシコ/円】 2017年11月16日
- レンジ下抜けに要注意【米ドル/円】 2017年11月15日
- 20日線割れで下押し余地【ポンド/円】 2017年11月14日
- チャート・材料共に下向き【南アランド/円】 2017年11月13日
- RBAがインフレ見通しを下方修正【豪ドル/円】 2017年11月10日
- 中銀声明に注目【メキシコ/円】 2017年11月09日
- NZドルは半年ぶり安値圏、RBNZの通貨安誘導は?【NZドル/米ドル】 2017年11月08日
- レンジ下抜けへの備え【ユーロ/円】 2017年11月07日
- 明日はRBA政策金利発表【豪ドル/円】 2017年11月06日
- BOE10年ぶり利上げへ【ポンド/円】 2017年11月02日
- 米ADP全国雇用者数、米ISM製造業景況指数に期待感【米ドル/円】 2017年11月01日
- ●当社提供のレポート類について
- 本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。