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G.COMデイリーレポート

外為どっとコムのスタッフが今最もホットな通貨ペアを日々ピックアップし、その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。弊社お取り扱いの全通貨ペアを対象に、各国の経済・金利動向や金融政策、株価、商品相場動向など、あらゆる視点からその日一番注目の通貨ペアをご紹介します。
ニュースや他のレポートでは伝えきれない、貴重な情報をご提供いたします。
※祝祭日除く。
5月2日(月) 豪ドル/円
【通貨ペア】
豪ドル/円
【今日のトピック】
RBAのいかなる決定でも荒い動きに
【基調】
乱高下
【目先の注目材料】
・5/3 豪3月住宅建設許可、中国4月財新/製造業PMI、RBAキャッシュターゲット
・主要国株価、原油価格
【本文】
3日には豪中銀(RBA)がキャッシュターゲット(政策金利)を発表する。4月27日発表の豪1-3月期消費者物価指数において基調インフレが前年比+1.55%と予想(+1.95%)より大幅に弱く、インフレターゲット(2-3%)の下限を大きく割り込んだ。発表前までは、ほとんどの市場参加者が3日の理事会では政策金利据え置きと見ていたが、この結果を受けて利下げ見通しに修正する参加者が大きく増えた。市場予想が二分された状態では、RBAがどのような発表をしても豪ドルは大きく動く公算だ。焦点は@金利据え置きか、利下げか、A声明文で今後の利下げを匂わすか、の2点になる。
まず、金利が据え置かれた場合は豪ドル高、利下げとなった場合は豪ドル安で反応しよう。その動きが一服した後は声明文で近い将来の利下げが示唆されるかどうかに移る。このところのRBAは一度利下げするとしばらくは政策を据え置くとの方針を示すことが目立った。そうした場合、利下げを受けて豪ドル安で反応した後で豪ドルが急反発する、という動きとなり、今回も同様の反応になると考えられる。しかし、もし「利下げした上に追加利下げを示唆する声明文」が出れば、豪ドル/円は大幅に売られるだろう。他方、据え置きかつ利下げも示唆せずだと豪ドルは急反発が見込まれるが、インフレ率の弱さを鑑みれば、この可能性は低そうだ。
なお、豪ドル/円は4月7日安値80.670円を割り込むと、次のターゲットは80円丁度になる。ここをも下回ってしまうと、3月1日安値79.802円、2月24日安値79.592円辺りを順次試す流れとなろう。
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バックナンバー(2016年5月)
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