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G.COMデイリーレポート

外為どっとコムのスタッフが今最もホットな通貨ペアを日々ピックアップし、その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。弊社お取り扱いの全通貨ペアを対象に、各国の経済・金利動向や金融政策、株価、商品相場動向など、あらゆる視点からその日一番注目の通貨ペアをご紹介します。
ニュースや他のレポートでは伝えきれない、貴重な情報をご提供いたします。
※祝祭日除く。
9月10日(木) ポンド/米ドル
【通貨ペア】
ポンド/米ドル
【今日のトピック】
MPC議事録に注目
【基調】
上昇一服
【目先の注目材料】
・9/10 BOE金融政策発表、BOE議事録
・主要国株価、国際商品価格
【本文】
ポンド/ドルは昨日3営業日ぶりに下落した。
8月下旬から9月上旬にかけて下落した値幅の38.2%戻しにあたる1.5415ドル前後が上値を抑え込んだ格好で、戻りの第1局面を終えた可能性がある。
ポンドに上値の重さが目立ち始めた中で行われる本日の英中銀(BOE)金融政策委員会(MPC)は、続落への警戒感を持って臨みたい。政策金利(0.50%)および資産買入れプログラムの規模(3750億ポンド)に変更はないと見られるが、これらと同時に公表される議事録に注目が集まる。
中国経済の減速懸念に、資源価格の下落による低インフレ懸念、さらには欧州中銀(ECB)が先週の理事会で追加緩和の可能性を示唆したばかりという環境の下、MPC内で利上げ支持派が増加しているとは考えにくい。
議事録がタカ派化する可能性は低く、むしろハト派化する可能性を意識しておくべきであろう。
利上げ開始時期に関する市場予想が来年前半から後ずれする事になればポンドの下落圧力となりそうだ。
一方、もしMPCが思った程ハト派化しなかった場合はポンドが反発する公算が大きいが、その場合に上述のフィボナッチリトレースメント1.5415ドル前後が再び抵抗となるか注目したい。
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