- HOME >
- 為替,FXマーケット情報 >
- FXレポート >
- G.COMデイリーレポート 9月4日(金)米ドル/円
G.COMデイリーレポート

外為どっとコムのスタッフが今最もホットな通貨ペアを日々ピックアップし、その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。弊社お取り扱いの全通貨ペアを対象に、各国の経済・金利動向や金融政策、株価、商品相場動向など、あらゆる視点からその日一番注目の通貨ペアをご紹介します。
ニュースや他のレポートでは伝えきれない、貴重な情報をご提供いたします。
※祝祭日除く。
9月4日(金) 米ドル/円
【通貨ペア】
米ドル/円
【今日のトピック】
上値の重い中で迎える米8月雇用統計
【基調】
弱含み
【目先の注目材料】
・9/4 米8月雇用統計
・米国債利回り、主要国株価
【本文】
ドル/円は8月24日に26週移動平均線や200日移動平均線を下抜けて116.111円まで下落。その後の反発で200日線を回復したが26週線を前に失速すると、9月に入り再び200日線を割り込んでいる。現在の200日線の傾きを見ると、以前の上向きからほぼ横ばいに変化しており、上値が重くなりつつある事を示している。
本日の米8月雇用統計について、事前予想では失業率が5.2%と前月から0.1%低下が見込まれているものの、既に完全雇用とされる5%台前半まで低下しており、0.1%程度のブレでは政策判断に影響しにくいと見る。非農業部門雇用者数は前月(21.5万人増)並みの21.7万人増が見込まれている。また、平均時給の伸びは前月と同程度の市場予想(前月比+0.2%、前年比+2.1%)となっており、力強い雇用状況が見込まれているとは言い難い。もし賃金を含め全体的に予想より弱い結果となれば、9月のみならず年内の利上げ期待も後退する可能性がある。その場合ドル/円は8月25日安値(118.248円)に向けた下押しもあり得る。
足元で中国発の市場の混乱が落ち着かない中、多少予想を上回る結果となったとしても、9月利上げ期待は高まりにくい事も考えられる。したがって、200日線(本稿執筆時点では120.799円)を超えるのは容易ではないだろう。
最新のレポートを見る
バックナンバー(2015年9月)
- 主要国株価と米指標結果【豪ドル/米ドル】 2015年9月30日
- 株安・資源安の連鎖に注意【豪ドル/円】 2015年9月29日
- 米要人発言を確認【米ドル/円】 2015年9月28日
- チャートは下落トレンド示唆【ユーロ/円】 2015年9月25日
- 材料豊富な一日【ユーロ/米ドル】 2015年9月24日
- 加消費者物価指数を確認【カナダドル/円】 2015年9月18日
- なるか9連騰【豪ドル/米ドル】 2015年9月17日
- 20日移動平均線前後での攻防【米ドル/円】 2015年9月16日
- 6連騰後の展開は?【カナダドル/円】 2015年9月15日
- 原油相場の三角もち合いに注目【カナダドル/円】 2015年9月14日
- 転換線回復で反発余地【ユーロ/米ドル】 2015年9月11日
- MPC議事録に注目【ポンド/米ドル】 2015年9月10日
- 株高の継続具合を眺めて【NZドル/円】 2015年9月9日
- 安値からの急反発は本物か【トルコリラ/円】 2015年9月8日
- 中国・欧州の株価睨み【豪ドル/円】 2015年9月7日
- 上値の重い中で迎える米8月雇用統計【米ドル/円】 2015年9月4日
- 追加緩和期待に失望リスク【ユーロ/米ドル】 2015年9月3日
- さらなる下押しも想定【豪ドル/米ドル】 2015年9月2日
- 原油急騰でも戻りが鈍い【カナダドル/円】 2015年9月1日
- ●当社提供のレポート類について
- 本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。