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G.COMデイリーレポート

外為どっとコムのスタッフが今最もホットな通貨ペアを日々ピックアップし、その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。弊社お取り扱いの全通貨ペアを対象に、各国の経済・金利動向や金融政策、株価、商品相場動向など、あらゆる視点からその日一番注目の通貨ペアをご紹介します。
ニュースや他のレポートでは伝えきれない、貴重な情報をご提供いたします。
※祝祭日除く。
7月16日(木) NZドル/米ドル
【通貨ペア】
NZドル/米ドル
【今日のトピック】
セリングクライマックス間近か
【基調】
下落
【目先の注目材料】
・主要国株価、国際商品価格
・7/16 米週次新規失業保険申請件数
・7/16 イエレン米FRB議長議会証言
【本文】
NZドル/米ドル相場は、16日の東京市場で0.6490ドル台まで下落して約6年ぶりの安値を付けた。足元のNZドル安・米ドル高基調は、市場が感じるNZと米国の金融政策の方向性に明確な格差が着いてしまったためだろう。NZ準備銀行(RBNZ)が追加利下げを模索している一方、米連邦準備制度理事会(FRB)は利上げに動き出すタイミングを覗っているとの見方が支配的だ。
こうした見方の下、NZドル/米ドル相場は約2ヵ月半にわたりボリンジャーバンド-2シグマにサポートされつつ段階的に下値を切り下げる一方、反発局面ではボリンジャーバンドの中心にあたる20日移動平均線前後で頭が抑えられるなど、秩序だった下落トレンドを辿ってきた。本日もボリンジャーバンド-2シグマを下抜けた事で、一旦は反発局面に入る可能性があろう。
ただ、RBNZ理事会が来週23日に行われる事や、イエレンFRB議長の金融政策に関する議会証言が本日の上院をもって終了する事を考えれば、多少秩序を乱してでもセリングクライマックスに持込みたい投機筋も存在すると見られる。0.6500ドルという心理的節目を下抜けた事で、海外市場では一段とNZドル売り・ドル買いが強まる事も考えられる。
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