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G.COMデイリーレポート

外為どっとコムのスタッフが今最もホットな通貨ペアを日々ピックアップし、その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。弊社お取り扱いの全通貨ペアを対象に、各国の経済・金利動向や金融政策、株価、商品相場動向など、あらゆる視点からその日一番注目の通貨ペアをご紹介します。
ニュースや他のレポートでは伝えきれない、貴重な情報をご提供いたします。
※祝祭日除く。
5月19日(火) ユーロ/米ドル
【通貨ペア】
ユーロ/米ドル
【今日のトピック】
サプライズがあるか独・米景気指標
【基調】
上昇基調
【目先の注目材料】
・5/19 独5月ZEW景況感調査、米4月住宅着工件数
・米長期金利、独長期金利、主要国株価
【本文】
ユーロ/ドルは、昨日の海外市場で1.12981ドルまで下落した。15日に1.14669ドルまで上昇した後、心理的節目の1.15000ドル手前で失速した格好でありユーロ売りポジションの巻き戻しによる反発に一服感が出てきた。ただし、これが一時的な調整局面に過ぎないのか、あるいは下落トレンド再開のサインなのかについて、現段階で判断を下すのは少々難しい。本日のユーロ/ドルは、一目均衡表(日足)の転換線(1.12989ドル)を挟んで推移しており、テクニカル面からも相場の分岐点にある事が窺える。
海外市場における手掛かり材料面では、独5月ZEW景況感調査と米4月住宅着工件数という独・米双方の景気指標が注目される。独ZEW景況感調査がユーロ高などを背景に4月実績を下回る見込みであるのに対し、米住宅着工件数は3月の反動などから比較的強めの結果が見込まれている。
もっともこれは、独景気改善への「期待値」が低めである一方、米景気改善への「期待値」が高めという事でもある。その意味では指標の結果が、ユーロ安・ドル高方向へのサプライズを引き起こす可能性は小さいのかもしれない。ただし、もし起きればその分大きくユーロ安・ドル高に振れる事になるだろう。また、両指標はそれぞれの国債利回りや株価にも影響を与える公算が大きい。ユーロ/ドル相場と比較的相関が高いとされる米・独金利差などの観点からも注目される。
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