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G.COMデイリーレポート

外為どっとコムのスタッフが今最もホットな通貨ペアを日々ピックアップし、その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。弊社お取り扱いの全通貨ペアを対象に、各国の経済・金利動向や金融政策、株価、商品相場動向など、あらゆる視点からその日一番注目の通貨ペアをご紹介します。
ニュースや他のレポートでは伝えきれない、貴重な情報をご提供いたします。
※祝祭日除く。
4月30日(木) ユーロ/米ドル
【通貨ペア】
ユーロ/米ドル
【今日のトピック】
抵抗突破で上伸の期待
【基調】
上値模索
【目先の注目材料】
・4/30 ユーロ圏4月消費者物価指数
・4/30 米週次新規失業保険申請件数、米4月シカゴPMI
・主要国株価、米長期金利、独長期金利
【本文】
ユーロ/ドルは、昨日の海外市場で1.11ドル台に上昇。
この3月から4月にかけて上値を押え続けた1.105ドルの壁を突破した。
教科書的には、強力な上値抵抗の突破は上昇シグナルとされるが、ユーロ相場に関しては慎重に考える必要がありそうだ。
昨日の上昇の起爆剤となったのは独長期金利の上昇(独10年債利回りが0.16%から0.28%に急上昇)だが、欧州中銀(ECB)が毎月600億ユーロに上る資産買入れを行っている以上、このまま金利の上昇が続く可能性は低いと思われる。
利上げ志向のドルが強い一方で量的緩和を遂行中のユーロが弱いという中長期的な流れはそう簡単には変わらないだろう。
本日発表されるユーロ圏4月消費者物価指数が予想(±0.0%)を上回れば、ユーロが一段と上昇する可能性もあるが、ECBのインフレ目標が2%(を小幅に下回る水準)である事を考えれば、持続的な買い材料としては力不足であり、戻り売りの好機となりそうだ。
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