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G.COMデイリーレポート

外為どっとコムのスタッフが今最もホットな通貨ペアを日々ピックアップし、その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。弊社お取り扱いの全通貨ペアを対象に、各国の経済・金利動向や金融政策、株価、商品相場動向など、あらゆる視点からその日一番注目の通貨ペアをご紹介します。
ニュースや他のレポートでは伝えきれない、貴重な情報をご提供いたします。
※祝祭日除く。
4月21日(火) 豪ドル/米ドル
【通貨ペア】
豪ドル/米ドル
【今日のトピック】
過剰な利下げ期待が最大の反発リスクだが
【基調】
波乱含み
【目先の注目材料】
・主要国株価、国際商品価格、米長期金利
・4/22 豪1-3月期消費者物価指数
【本文】
本日のアジア時間に発表された豪準備銀行(RBA)議事録では「追加の金融緩和が今後適切となる可能性がある」などとするハト派的な見解が示された。
スティーブンスRBA総裁は、昨日の講演でも「RBAは必要なら利下げを実施するという意向を鮮明に発した」などと発言しており、明日の豪1-3月期消費者物価指数(CPI)でインフレが
一段と鈍化するようなら、RBAは5月の理事会で利下げに動く可能性が極めて高いと思われる。
注目の豪1-3月期CPIは、事前予想で前年比+1.3%とRBAのインフレ目標(2-3%)の下限を下回ると見られている。
こうしてみると5月利下げが規定路線のようにも思えるが、RBAが注目するのはCPIそのものではなく、基調インフレ率と呼ばれるCPIトリム平均とCPI加重中央値だ。
基調インフレ率では1-3月に値下がりしたエネルギー価格が除外される公算のため、事前予想値は+2.25%となっており上ブレの可能性も排除はできない。
先週16日に発表された豪3月雇用統計は予想を裏切る好結果となり、豪ドルが大きく反発した。
市場が利下げの可能性に前のめりになりすぎると、その反動が大きくなる事は実証済みであり、今回のCPIも豪ドル反発への警戒が必要だろう。
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