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G.COMデイリーレポート

外為どっとコムのスタッフが今最もホットな通貨ペアを日々ピックアップし、その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。弊社お取り扱いの全通貨ペアを対象に、各国の経済・金利動向や金融政策、株価、商品相場動向など、あらゆる視点からその日一番注目の通貨ペアをご紹介します。
ニュースや他のレポートでは伝えきれない、貴重な情報をご提供いたします。
※祝祭日除く。
4月2日(木) 豪ドル/米ドル
【通貨ペア】
豪ドル/米ドル
【今日のトピック】
落ちてくるナイフ
【基調】
波乱含み
【目先の注目材料】
・4/2 米週次新規失業保険申請件数
・4/3 米3月雇用統計
・主要国株価、国際商品市況
【本文】
豪ドル/米ドルは、本日の東京市場で0.7560ドル台まで下落して、3月11日に付けた約5年10カ月ぶり安値(0.75602ドル)に迫った。
豪州の主要輸出品である鉄鉱石の価格下落と豪準備銀行(RBA)の追加利下げ観測が豪ドルの重石となっている。
ただし、そうしたマイナス点が多い事は承知の上で、短期的には反発の可能性が比較的高いように思える。
(1)足元で米経済指標に弱い結果が目立ち3日の3月雇用統計に下ブレ懸念がある、(2)多くの海外勢が3日からイースター休暇に入る、(3)シカゴ先物市場のポジションが豪ドル売り超である、などがその理由だ。
(1)については、3月分の米経済指標が軒並み弱く、雇用統計も弱ければ利上げ先送り観測が高まりやすい。これはドル安要因となる一方、株価や資源価格にはプラスに働く可能性がある。
(2)と(3)は、休暇前のポジション調整が豪ドル買いになる可能性を示唆している。
唯一、懸念があるとすれば、テクニカル面からは一段の下落余地が窺える点だろう。
豪ドル/米ドルのRSI(相対力指数)は、相場がこれだけ下落したにもかかわらず39.7%前後にあり、一般的に「売られすぎ」とされる30%までまだ余裕がある。通常は禁じ手とされる「落ちてくるナイフをつかむ」ためには下落余地を念頭に置いた慎重な姿勢が求められるという事だろう。
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