- HOME >
- 為替,FXマーケット情報 >
- FXレポート >
- G.COMデイリーレポート 2月20日(金)ユーロ/米ドル
G.COMデイリーレポート

外為どっとコムのスタッフが今最もホットな通貨ペアを日々ピックアップし、その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。弊社お取り扱いの全通貨ペアを対象に、各国の経済・金利動向や金融政策、株価、商品相場動向など、あらゆる視点からその日一番注目の通貨ペアをご紹介します。
ニュースや他のレポートでは伝えきれない、貴重な情報をご提供いたします。
※祝祭日除く。
2月20日(金) ユーロ/米ドル
【通貨ペア】
ユーロ/米ドル
【今日のトピック】
下値リスクより上値リスクを警戒すべき
【基調】
底打ち
【目先の注目材料】
・2/20 ユーロ圏財務相会合、独2月製造業PMI・速報値、ユーロ圏2月製造業PMI・速報値
【本文】
ユーロ/ドル相場は、ギリシャ新政権が誕生した翌日の1月26日に1.10977ドルの安値を付けたが、その後はギリシャとユーロ圏の支援協議がもつれても大きな反応を見せることなく1.13ドル前後をサポートに底堅く推移している。
そのギリシャ支援について協議するため、緊急のユーロ圏財務相会合が本日開催される。
ギリシャがユーロ圏に要請した支援延長には問題点が多いとして、最大の支援国であるドイツが反対の姿勢を強く示している。
このため本日の会合では最終的な合意に漕ぎ着けられない可能性も十分にある。
ただ、その場合でもユーロ相場が大きく下落する事はないだろう。
今月一杯は前政権がコミットした支援プログラムが稼動している事や、最終的にギリシャの資金繰りが行き詰るとされる3月末まで時間的な余裕があるためだ。
ユーロ圏財務相会合は今回がこの2週間で3回目であり、市場が「協議」と「物別れ」の繰り返しに慣れてしまった事も大きい。
そうしたムードの中、もし予想外に合意に至れば、ユーロ買いが活発化する事になるだろう。
投機筋のユーロ売り残高が大きく積みあがったまま(シカゴIMM・通貨先物市場のデータによると、2/10時点のユーロ売り残高は19万枚余りと3年ぶりの高水準を維持)である事を加味すると、ユーロ/ドルは1.15ドル前後(2月入り後の上値抵抗付近である)まで反発する余地がありそうだ。
最新のレポートを見る
バックナンバー(2015年2月)
- 金融政策の方向性に明暗【豪ドル/米ドル】 2015年2月27日
- 加1月消費者物価指数に注目【カナダドル/円】 2015年2月26日
- 引き続きFRB議長の議会証言には要警戒【米ドル/円】 2015年2月25日
- 三役好転が点灯【ポンド/円】 2015年2月24日
- 思惑的な動きに注意【米ドル/円】 2015年2月23日
- 下値リスクより上値リスクを警戒すべき【ユーロ/米ドル】 2015年2月20日
- 基準線維持で反発余地あり【米ドル/円】 2015年2月19日
- FOMC議事録で早期利上げ期待は高まるか【米ドル/円】 2015年2月18日
- 乳製品入札に注目【NZドル/円】 2015年2月17日
- 穏やかなユーロ買い・円売りも【ユーロ/円】 2015年2月16日
- 底打ち感広がる【ポンド/米ドル】 2015年2月13日
- ミニゴールデンクロス出現【ユーロ/円】 2015年2月12日
- 20日移動平均線が重石に【カナダドル/円】 2015年2月9日
- 米雇用統計は時間あたり賃金が最大の焦点に【米ドル/円】 2015年2月6日
- ギリシャとEU・ECBとの溝 【ユーロ/米ドル】 2015年2月5日
- 20日移動平均線の突破を睨みつつ【ユーロ/米ドル】 2015年2月4日
- 追加利下げの可能性を読む上で消費者物価指数に注目【トルコリラ/円】 2015年2月3日
- 利下げはあるか【豪ドル/円】 2015年2月2日
- ●当社提供のレポート類について
- 本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。