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G.COMデイリーレポート

外為どっとコムのスタッフが今最もホットな通貨ペアを日々ピックアップし、その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。弊社お取り扱いの全通貨ペアを対象に、各国の経済・金利動向や金融政策、株価、商品相場動向など、あらゆる視点からその日一番注目の通貨ペアをご紹介します。
ニュースや他のレポートでは伝えきれない、貴重な情報をご提供いたします。
※祝祭日除く。
2月6日(金) 米ドル/円
【通貨ペア】
米ドル/円
【今日のトピック】
米雇用統計は時間あたり賃金が最大の焦点に
【基調】
方向感模索
【目先の注目材料】
・2/6 米1月雇用統計(失業率、非農業部門雇用者数、平均時給)
・米長期金利、主要国株価、原油価格
【本文】
ドル/円は、かれこれ3週間近く116.80-118.80円台の狭いレンジに留まっており、次に動き出すべき方向を窺っているようだ。本日の米1月雇用統計は、その方向性を決定付ける可能性があるだけに注目が集まる。
前回12月分の米雇用統計は、失業率が5.6%に低下し、非農業部門雇用者数は前月比で25.2万人増加といずれも好結果であったが、平均時給が前月比で-0.2%と2年2ヶ月ぶりに減少に転じた事が重石となってドルが反落した。賃金の低下は米経済の7割超を占める個人消費のマイナス要素であり、インフレ上昇期待を減退させかねない。そのため、米国の早期利上げに前のめりになりつつあった市場に失望を与える事になった。
こうした経緯から、今回の1月雇用統計の最大の焦点は平均時給(時間当たり賃金)と見る。予想では前月比+0.3%、前年比+1.9%と前回の反動が見込まれているが、もし仮に予想を下回れば、利上げ期待が一層後退する可能性があり、ドル売りが強まる公算が大きい。一方で、賃金の伸びが予想以上なら、失業率や非農業部門雇用者数の多少の弱さには目を瞑る可能性があろう。
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