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G.COMデイリーレポート

外為どっとコムのスタッフが今最もホットな通貨ペアを日々ピックアップし、その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。弊社お取り扱いの全通貨ペアを対象に、各国の経済・金利動向や金融政策、株価、商品相場動向など、あらゆる視点からその日一番注目の通貨ペアをご紹介します。
ニュースや他のレポートでは伝えきれない、貴重な情報をご提供いたします。
※祝祭日除く。
1月28日(水) NZドル/米ドル
【通貨ペア】
NZドル/米ドル
【今日のトピック】
両国の中銀声明が焦点
【基調】
方向感模索
【目先の注目材料】
・1/28 FOMC声明発表、RBNZ声明発表
・主要国株価、原油価格
【本文】
NZドル/米ドルは先週、NZ乳業大手フォンテラの電子入札の物価指数上昇率が前回値を下回った事、NZ10-12月期消費者物価指数が前年比+0.8%と市場予想(+0.9%)を下回った事などから大きく下落。今週初めには0.73977ドルと、2011年11月以来の安値を付けた。その後は落ち着いた推移を見せているが、戻りは弱い。本日は米国とニュージーランドの双方で中銀が声明を発表する。これらがNZドル/米ドルの一段安、もしくは反発を誘う可能性があるため、要注目だ。
米連邦公開市場委員会(FOMC)については、今回は経済・金利見通しの発表も、米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長の記者会見もなく、政策変更はない見通しだ。ただ、原油安を背景に、インフレ見通しに関する判断を変更する可能性もある。前回の「将来のインフレを示す市場ベースの指標はさらにやや低下したが、調査に基づいた長期的なインフレ期待の指標は引き続き安定している」との文言がハト派的なものに変化すれば、米利上げ時期後退が連想され、ドルが売られる可能性がある。
一方、NZ中銀(RBNZ)に関しては、前回12月の声明で「オフィシャルキャッシュレートの一段の引き上げが今後必要になる見通し」とされている。この点について、10-12月消費者物価指数の下ブレなどを反映し、ハト派色が強まるかが焦点になる。利上げに対して引き続き前向きな様子をみせればNZドル高要因に、トーンダウンが見られれば、NZドル売り要因となるだろう。
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