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G.COMデイリーレポート

外為どっとコムのスタッフが今最もホットな通貨ペアを日々ピックアップし、その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。弊社お取り扱いの全通貨ペアを対象に、各国の経済・金利動向や金融政策、株価、商品相場動向など、あらゆる視点からその日一番注目の通貨ペアをご紹介します。
ニュースや他のレポートでは伝えきれない、貴重な情報をご提供いたします。
※祝祭日除く。
12月19日(金) カナダドル/円
【通貨ペア】
カナダドル/円
【今日のトピック】
半値戻しの分水嶺
【基調】
波乱含み
【目先の注目材料】
・主要国株価、国際商品価格
・12/19 加11月消費者物価指数、加10月小売売上高
【本文】
カナダ/円は、原油安の加速とそれに伴うロシア不安の拡大から、リスク回避の動きが活発化し、16日には99.121円まで下値を切り下げた。ただ、その後はそうした不安がやや和らぐ中で、主要国株価の反発に合わせて103.10円台へと急速に値を戻している。
8日に付けた高値106.496円から16日安値までの下げ幅の半値戻し(102.809円)を達成しており、この水準をNYクローズまでキープできるか否かで、今後の見方が変わってくる。堅調を維持できれば全値戻しの期待が高まる一方、再度弱含んでしまえば自立反発終了との見方が広がりかねない。
材料面でカギを握るのは、本日発表される加11月消費者物価指数の結果であろう。前月比、前年比ともに伸びが鈍る見通しだが、原油安の影響は「織り込み済み」であるため、エネルギーを除いたコア指数が焦点となりそうだ。コア指数が、前月比+0.1%、前年比+2.4%の予想を上回ればカナダドル買い材料になり得る。
その他、原油価格の動向も引き続きカナダ/円の動きを左右する可能性がある。足元ではやや落ち着きを取り戻しているとはいえ、需給バランスという根深い問題を抱えているだけに、原油相場が下落しやすい地合いに変わりはないだろう。
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