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G.COMデイリーレポート

外為どっとコムのスタッフが今最もホットな通貨ペアを日々ピックアップし、その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。弊社お取り扱いの全通貨ペアを対象に、各国の経済・金利動向や金融政策、株価、商品相場動向など、あらゆる視点からその日一番注目の通貨ペアをご紹介します。
ニュースや他のレポートでは伝えきれない、貴重な情報をご提供いたします。
※祝祭日除く。
9月17日(水) ポンド/ドル
【通貨ペア】
ポンド/ドル
【今日のトピック】
乱高下に注意
【基調】
方向感模索
【目先の注目材料】
・主要国株価、米長期金利
・9/17 BOE議事録、英8月雇用統計、FOMC声明、FOMC経済・金利見通し
イエレンFRB議長会見
・9/18 スコットランド独立に絡む住民投票
【本文】
本日は英米ともに重要な経済イベントが多い。
17時30分に、英中銀(BOE)の金融政策委員会(MPC)および雇用統計が発表される。MPC議事録の内容がタカ派的であったり英雇用の結果が強いものだった場合、ポンドは買われる公算だが、スコットランド独立の是非を問う住民投票を明日に控え、上値を攻める動きは長続きせず、すぐに上げ幅を縮小すると考えられる。
英国のイベント通過後は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明および経済・金利見通しの発表(27時)、米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長の会見(27時30分)を受けたドルの動きがポンド/ドルのメイン・ドライバーになるだろう。
焦点となるのは、(1)労働市場の余剰能力に関する文言の変化の有無、(2)資産購入終了後から利上げまでの期間に関する文言(これまで「相当の期間」としていた箇所)の変更ないし削除、(3)経済・金利見通しの中における、金利見通しの上方修正、の3点と言われている。
足元の相場では、3点ともにタカ派サイドへの修正を見込む向きが多い。16日にFEDウォッチャーで知られるヒルゼンラス記者が「『相当な期間』という文言は今回は残されるだろう」との見方を示し、(2)に関しては期待が減退している可能性があるが、それでも全般的に早期利上げに対する期待を高く持ちすぎている可能性がある。声明などの発表後、ドルは乱高下するかもしれないが、「期待ほどタカ派的でなかった」と判断されれば、ドル売りが強まりそうだ。
ただ、たとえドル売りになったとしても、スコットランド住民投票を前にポンドを相対的に買い続けることも難しい。かなり荒い値動きになることも覚悟しておくべきだろう。
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