- HOME >
- 為替,FXマーケット情報 >
- FXレポート >
- G.COMデイリーレポート 7月23日(水)NZドル/円
G.COMデイリーレポート

外為どっとコムのスタッフが今最もホットな通貨ペアを日々ピックアップし、その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。弊社お取り扱いの全通貨ペアを対象に、各国の経済・金利動向や金融政策、株価、商品相場動向など、あらゆる視点からその日一番注目の通貨ペアをご紹介します。
ニュースや他のレポートでは伝えきれない、貴重な情報をご提供いたします。
※祝祭日除く。
7月23日(水) NZドル/円
【通貨ペア】
NZドル/円
【今日のトピック】
RBNZのインフレに対する見方が重要
【基調】
波乱含み
【目先の注目材料】
・7/24 RBNZオフィシャルキャッシュレート
・主要国株価、国際商品市況
【本文】
NZ準備銀行(RBNZは)3月以降に3会合連続で利上げしており、24日(06:00発表)に行われる理事会で4回連続の利上げ(3.25%から3.50%へ)が見込まれている。
ただNZでは、前回の理事会後に発表された第2四半期消費者物価指数が前年比+1.6%と予想(+1.8%)を下回った上に、乳業大手フォンテラ社が行った乳製品入札の価格が一段と低下した事などから、利上げ見送りを予想する声も一部で上がり始めている。
なお、前回のRBNZ声明では「インフレ圧力は今後増加すると予想され、インフレ期待を引き続き抑制し、金利をより中立的な水準に戻すことが重要」として追加利上げを示唆していた。しかしその後、ウィーラー総裁は「金融政策は経済指標やNZドルの強さに大きく左右される」と述べており、今回の会合で利上げを行ったとしても、今後の利上げペースの調整(鈍化)を示唆する事は十分に考えられる。そうなるとNZドルの下落は避けられないだろう。
もっともこうした逆風下にもかかわらず、RBNZがインフレに強気な見通しを維持するようならサプライズとなり、NZドルは上昇する事になろう。足元のNZドル/円は、6月理事会後の上げ幅をほぼ吐き出す形で下落しているだけに、大幅な反発となる可能性もある。あるいは、第2四半期消費者物価指数発表前の89円台を回復する事も考えられる。
いずれにしても、明朝のRBNZ理事会は今後のNZドル/円相場にとって重要な分岐点となりそうだ。
最新のレポートを見る
バックナンバー(2014年7月)
- 三角もち合い上抜けを見極め【ドル/円】 2014年7月31日
- 21時以降に乱高下の可能性【ユーロ/ドル】 2014年7月30日
- 分岐点は基準線か【NZドル/円】 2014年7月29日
- 1.33992ドルの分水嶺【ユーロ/ドル】 2014年7月28日
- GDPで反転なるか【ポンド/ドル】 2014年7月25日
- トレンドライン下抜けで下落余地拡大か【ユーロ/ドル】 2014年7月24日
- RBNZのインフレに対する見方が重要【NZドル/円】 2014年7月23日
- 切り込み線に注目【豪ドル/円】 2014年7月22日
- インフレに対するカナダ中銀の見方【カナダドル/円】 2014年7月18日
- 200日線をめぐる攻防の行方に注目【カナダドル/円】 2014年7月17日
- 20日移動平均への回帰を窺う【NZドル/円】 2014年7月16日
- 200日線の攻防の行方を知る上で週足の一目均衡表の基準線に着目【ユーロ/ドル】 2014年7月15日
- RBA議事録でもうひと押しも【豪ドル/円】 2014年7月14日
- カナダ6月雇用統計【カナダドル/円】 2014年7月11日
- 90円の大台が射程入り【NZドル/円】 2014年7月10日
- 20日と200日移動平均線がデッドクロス目前【ドル/円】 2014年7月9日
- 200日線回復困難で売りサイン点灯か【ユーロ/円】 2014年7月8日
- テクニカル面での下押し圧力強まる【ユーロ/ドル】 2014年7月7日
- ドラギ総裁口先緩和の効果は?【ユーロ/ドル】 2014年7月4日
- 200日移動平均線突破の勢いに乗れるか【ドル/円】 2014年7月3日
- 再び200日移動平均の下に沈むか【ユーロ/ドル】 2014年7月2日
- 抵抗突破で上値余地拡大か【ポンド/ドル】 2014年7月1日
- ●当社提供のレポート類について
- 本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。