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G.COMデイリーレポート

外為どっとコムのスタッフが今最もホットな通貨ペアを日々ピックアップし、その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。弊社お取り扱いの全通貨ペアを対象に、各国の経済・金利動向や金融政策、株価、商品相場動向など、あらゆる視点からその日一番注目の通貨ペアをご紹介します。
ニュースや他のレポートでは伝えきれない、貴重な情報をご提供いたします。
※祝祭日除く。
5月30日(金) ユーロ/ドル
【通貨ペア】
ユーロ/ドル
【今日のトピック】
月末の値動きに特徴あり
【基調】
弱含み
【目先の注目材料】
・米国債利回り、欧州諸国国債利回り
・主要国株価、国際商品価格
【本文】
本日は週末と月末が重なるため、短期筋の積極的な売買は望みにくいが、そのぶん実需の取引がクローズアップされて値動きに比較的大きな影響を与える可能性がある。
世界で最も取引量が多い通貨は言うまでもなく米ドルであり、2番目に多いのはユーロである。当然、ユーロ/ドルが世界で最も取引量が多い通貨ペアという事になり、実需の取引でもユーロ/ドルが最多である事は想像に難くない。
実際に、今年の各月末最終日のユーロ/ドル相場の値幅を振り返って見ると、1月が94.5pips、2月が130.8pips、3月が89.6pips、4月が106.1pipsであり、平均で105pips前後の値動きがあった事がわかる。これは、ドル/円の70pips前後や、比較的値動きが軽いとされるポンド/ドルの82pips前後を上回る。
また、1月を除いていずれも月末最終日は日足が陽線引けとなっており、ユーロ高・ドル安に振れやすい傾向も窺える。こうした傾向は、ユーロ圏が貿易収支や経常収支で黒字を計上している事に起因するユーロ買いのフローと無縁ではないだろう。
ユーロ/ドルは足元で、約3カ月半ぶりの安値圏に下値を切り下げているが、来週のECB理事会での小幅な利下げはほぼ織り込み済みと見られる事から、一段の下落余地は乏しい。追加緩和観測が実需のユーロ買いを押さえ込む可能性は小さく、むしろユーロ売り持ちに傾いた投機筋の買戻しを誘う呼び水になる事も考えられる。ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシング前後などは特に警戒が必要だろう。
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