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G.COMデイリーレポート

外為どっとコムのスタッフが今最もホットな通貨ペアを日々ピックアップし、その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。弊社お取り扱いの全通貨ペアを対象に、各国の経済・金利動向や金融政策、株価、商品相場動向など、あらゆる視点からその日一番注目の通貨ペアをご紹介します。
ニュースや他のレポートでは伝えきれない、貴重な情報をご提供いたします。
※祝祭日除く。
5月9日(金) カナダドル/円
【通貨ペア】
カナダドル/円
【今日のトピック】
加雇用統計が明暗を分ける
【基調】
戻り歩調
【目先の注目材料】
・5/9 加4月雇用統計
・主要国株式市場、国際商品市場
【本文】
カナダ/円は4月4日に94.880円の戻り高値を付けた後、一時92円台前半へと軟化したが、足元では94円目前まで再度反発している。
4月4日高値は、昨年12月末に付けた高値99.200円から3月安値90.643円までの下落に対する半値戻し(94.922円)の水準と重なっており、この水準を上抜けられるかが当面の相場動向のカギを握る事になりそうだ。
こうした中、本日発表される加4月雇用統計の結果が注目される。3月分に続き(4月4日高値は加3月雇用統計の好結果を受けて記録)、良好な結果となれば、高値奪回に向けて動き出すきっかけとなる可能性もある。
なお、カナダ中銀のボロズ総裁は4月の理事会後の会見で「(将来的な)利下げの可能性は排除できない」などとハト派的な見解を示したが、雇用環境に継続的な改善が見られればそうした見方は後退する事になり、カナダドル高を後押しするだろう。
もっとも、加4月雇用統計の現地エコノミストによる予想中央値は、失業率が横ばいの6.9%、雇用者数(ネット変化)は1.35万人増とやや控えめとなっており、利下げ観測を払拭できるほどの強さは見込まれていない事になる。それだけに上ブレの余地が大きいと考える事もできるが、控えめな予想にも届かない弱い結果となれば、大きな失望を生むとの懸念もある。いずれにしても、雇用統計の結果が当面のカナダ/円相場の明暗を分ける事になりそうだ。
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