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G.COMデイリーレポート

外為どっとコムのスタッフが今最もホットな通貨ペアを日々ピックアップし、その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。弊社お取り扱いの全通貨ペアを対象に、各国の経済・金利動向や金融政策、株価、商品相場動向など、あらゆる視点からその日一番注目の通貨ペアをご紹介します。
ニュースや他のレポートでは伝えきれない、貴重な情報をご提供いたします。
※祝祭日除く。
8月15日(木)ドル/円
【通貨ペア】
ドル/円
【今日のトピック】
アベノミクス期待が剥落?
【基調】
反落
【目先の注目材料】
・8/15 米8月ニューヨーク連銀製造業景気指数、7月消費者物価指数 、米新規失業保険申請件数、米7月鉱工業生産 、月フィラデルフィア連銀景況指数
・主要国株価、米長期金利
【本文】
菅官房長官が閣議後の会見で「総理が法人税減税の検討指示した事実はない」と述べたのに続いて、麻生財務相も「今の段階で法人税を引下げる事に効果は少ない」との見解を示した事から、ドル/円は一時97.50円台まで下落した。
13日付けの日本経済新聞が1面で「安倍首相が法人税の実効税率の引き下げを検討するよう指示した」と報じた事を受けて株高・円安が進んでいただけに、閣僚から否定的な発言が相次いだ事で株売り・円買いが活発化した。
安倍首相が成長戦略第2弾に法人税減税を盛り込むとの期待から円売りを進めた主体は海外短期筋と見られる事から、本日の海外市場では、円売りポジションの巻き戻しを警戒する必要が出てきた。
こうした中、本日は米国で景気・物価に関する重要統計の発表が相次ぐ。特に、物価と雇用に関するデータは量的緩和の縮小についての思惑を刺激する可能性がある。円が買い戻されやすい材料が出ているだけに、これらのデータが低インフレと雇用の伸び鈍化を示す事になれば、ドル売りが強まるとともにドル/円の下げが加速する事も考えられる。なお、米7月消費者物価指数は前月比+0.2%、米新規失業保険申請件数は33.5万件が見込まれており、いずれも前回値を下回る事前予想となっている。
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