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G.COMデイリーレポート

外為どっとコムのスタッフが今最もホットな通貨ペアを日々ピックアップし、その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。弊社お取り扱いの全通貨ペアを対象に、各国の経済・金利動向や金融政策、株価、商品相場動向など、あらゆる視点からその日一番注目の通貨ペアをご紹介します。
ニュースや他のレポートでは伝えきれない、貴重な情報をご提供いたします。
※祝祭日除く。
11月21日(水)ポンド/円
【通貨ペア】
ポンド/円
【今日のトピック】
MPC内での意見の分かれ具合は?
【基調】
堅調
【目先の注目材料】
・主要国株価、国際商品価格、
・11/21 BOEのMPC議事録
【本文】
本日、英中銀(BOE)は金融政策委員会(MPC)の議事録を発表する。
10月の議事録では11月中に使いきる予定の資産購入枠の拡大について、全会一致で据え置き決定となったが、今後の見通しや追加緩和の必要性についてはメンバーの意見が分かれており、9月の議事録にはあった「一部のメンバーはどちらかと言えば追加的な刺激策が必要になると感じている」との文言が削除された。11月のMPCでは引き続き資産購入枠の据え置きが決定された。今回の内容が目先の追加緩和観測を一層後退させるようなものになればポンドの買い要因に、再び追加緩和観測を強める内容となればポンド売り要因になると考えられる。
キングBOE総裁は14日の会見で、「政策手段としての量的緩和への信頼は失っていない」としており、必要があれば依然として追加緩和を行う意向を示している。ただし、比較的ハト派と言えるキング総裁がこの会見でインフレを懸念しており、それが量的緩和休止の理由だとしていることを考慮すると、BOEの中でインフレに対する警戒感はかなり強くなってきていると考えられそうだ。どちらかと言えば、12月追加緩和観測が後退⇒ポンド高、というシナリオの方が実現性が高いかもしれない。
また、ドル/円相場が堅調さを保っていれば、それも引き続きポンド/円の押し上げ要因となるだろう。
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