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G.COMデイリーレポート

外為どっとコムのスタッフが今最もホットな通貨ペアを日々ピックアップし、その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。弊社お取り扱いの全通貨ペアを対象に、各国の経済・金利動向や金融政策、株価、商品相場動向など、あらゆる視点からその日一番注目の通貨ペアをご紹介します。
ニュースや他のレポートでは伝えきれない、貴重な情報をご提供いたします。
※祝祭日除く。
9月6日(木)ユーロ/円
【通貨ペア】
ユーロ/円
【今日のトピック】
歴史は繰り返すか
【基調】
高値もみあい
【目先の注目材料】
・9/6 ECB理事会、ドラギECB総裁会見
・9/6 米8月ADP全国雇用者数、米新規失業保険申請件数、
米8月ISM非製造業景況指数
・主要国株価、欧州主要国の国債利回り
・ユーロ/ドル相場、ドル/円相場
【本文】
昨日、中銀関係者が「ドラギ欧州中銀(ECB)総裁の計画では、不胎化オペを伴う無制限の債券購入を約束」などとリークしたことを受け、ECBの政策対応期待が高まった。市場では本日の総裁会見で、問題国国債の買い取りが再開されるとの見方がほぼ織り込まれているが、足下で高まる期待と裏腹にクリアすべきハードルは高い。
現状では2つの大きな問題がありそうだ。一つはドイツであり、昨日メルケル独首相は無制限の債券購入に反対した他、もともと独連銀は問題国国債の買い入れに反対の姿勢を崩していない。もう一つは独憲法裁判所による欧州安定メカニズム(ESM)の合憲性を巡る判断を来週12日に控えている事もあり、本日の総裁会見で実施されるかは不透明感が強い。
先月のECB理事会を振り返ると、ドラギ総裁が「ユーロを救うために何でもする」と発言した事でECBによる政策期待が高まり、総裁会見直後にユーロ/円は約1円上昇したが、具体策について言及しなかったため、失望から約2円の急反落となった。今回も前回と状況が似ており、同様のパターンとなる可能性には注意したい。
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