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G.COMデイリーレポート

12月4日(木)ドル/円
【今日のトピック】
大波乱の予兆あり。
【基調】
再び下値試し
【目先の注目材料】
・米自動車大手救済策の行方
・米国の金利先安観
・日米株価
・12/4 英国中銀政策金利発表
欧州中銀政策金利発表
米上院で自動車大手の公聴会
・12/5 米国雇用統計
米下院で自動車大手の公聴会
【本文】
今週のドル/円相場は、週初めに大幅下落し、その後はほぼ1カ月ぶり安値水準を試す展開。ドル/円相場は昨夜に前日記録したほぼ1カ月ぶり安値を更新92.54円を記録したが、92.50円近辺では底固く推移し、昨日の米国株式市場の上昇とともに93円台に反発。しかし、今日昼過ぎに米自動車大手GMとクライスラーが破産法の適用申請を検討しているとの報道を受け、日経平均が前日比マイナス圏に転落し、外国為替市場では円が各通貨に対して上昇。ドル/円相場は夕方に92.66円まで下落した。
週末の外国為替市場では、本日4日から5日にかけて米議会で開かれる自動車大手の公聴会と、あす発表の米国雇用統計に注目が集まっている。オバマ次期大統領をはじめ、ポールソン財務長官やペローシ下院議長は相次いで自動車大手救済策の必要性を訴えたものの、ビッグスリーは総額で数兆円規模の負債を抱えている一方、手元資金は底を尽きかけ、自動車売り上げの見通しも極めて厳しいことなどから、経営再建への道は限りなく険しいとみられている。今後自動車大手の破たん懸念がさらに強まれば、市場が9月のリーマンショック以来の混乱に陥ることは必定。株価暴落、円急騰の可能性もあり、今週末は厳重な注意が必要である。
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