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G.COMデイリーレポート

8月10日(火)ポンド/ドル
【今日のトピック】
英米のイベントが続く中、1.58ドル前後の攻防は?
【基調】
上昇基調も、反転の可能性あり
【目先の注目材料】
・主要国株式市場、米長期金利
・8/10 米連邦公開市場委員会(FOMC)
・8/11 英7月雇用統計、英四半期インフレレポート
【本文】
今晩は米国でFOMCが予定されており、①「異例の低金利を維持する期間」を『長期間』とし続けるのか、それとも、より長い期間を示唆する文言に切り替えるのか、②米連邦準備制度理事会(FRB)が保有する住宅ローン担証券(MBS)などの資産が償還を迎えるにあたり、その資金を資産買い入れ再開に充てるのかどうか、③FRBは景気判断を前回の声明から変更するのか、など見どころが多い。これらについて、事前の市場の見方は様々なものが交錯しており、声明発表後は金融市場全体が荒れそうだ。
ただ、ポンド/ドルに関しては、足元の水準は1.58ドル前後。これは、昨年半ば以降に攻防の分岐点になったラインである。今回はもこの水準で足場を固められるかどうかが注目される。もし、FOMCの結果、大幅にドル高・ポンド安が進み、ポンド/ドルが1.57ドルを割り込んで引ければ、目先のポンド/ドルの5月下旬から続く上昇基調が崩れてしまう可能性が高まるだろう。
また、翌11日の夕方17時30分には英国の7月雇用統計、18時30分にイングランド銀行(BOE)の四半期インフレレポートが発表される。これらの内容が、英国の雇用環境の回復鈍化、インフレ見通しや成長率見通しの下振れを示せば、ポンドの売り要因となるとみられる。もし2日連続でポンド/ドルが1.58ドルを割り込んで下げ続けるような展開となれば、一旦ポンド/ドルは下落基調をたどる公算が大きい。
もちろん、1.58ドル前後で底堅く推移するようなら、足場を固めて再び上値をうかがう展開になるとみられる。相場転換の有無をしっかり見定めたい。
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