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G.COMデイリーレポート

6月11日(金)ドル/円
【今日のトピック】
こう着相場から脱却できるか
【基調】
新たな材料待ち
【目先の注目材料】
・主要国の株式市場、商品市場
・6/11 米5月小売売上高、米6月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値
【本文】
今週のドル/円相場にはこう着感が広がっている中、相場を動かす手掛かり材料として、本日発表が予定されている米国の5月小売売上高や6月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値に注目したい。
まず小売売上高は米国経済の消費動向を知るバロメーターとして、注目が集まっている。5月は欧州の一部国での財政悪化問題が懸念されていた時期であり、また5月6日の米ダウ平均株価が1,000ドル近く急落を演じたのを始めとして株安が進行していたことから、今回の市場予想は前月比+0.2%、コア指数が前月比+0.1%と控えめな予想となっている。
そしてミシガン大消費者信頼感指数はサンプル数が少ないという欠点があるものの、今回は速報値であり、来週発表が予定されている米5月景気先行指数と同じく景気に先行する特徴に加え、同指標に先立って発表されることから、市場の関心が集まりそうである。
なおドル/円今週月曜から木曜までの4日間での高安はわずか1.25円となっており、1991年4月以降の週足での高安平均である2.61円に遠く及ばない状況となっている。
今週の市場はこう着を強めていた分、売買の手がかり材料が出た際には反応しやすくなっていると見られ、予想外の数字が発表された場合はドル/円の振幅が広くなることが予想されるため気をつけたい。
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