- HOME >
- 為替,FXマーケット情報 >
- FXレポート >
- G.COMデイリーレポート >
- バックナンバー >
- 4月9日(金)NZドル/円
G.COMデイリーレポート

4月9日(金)NZドル/円
【今日のトピック】
NZ2月小売売上高に注目
【基調】
やや堅調
【目先の注目材料】
・主要国の株式市場、商品相場
・ユーロ/ドル相場、豪ドル/円相場
・4/14 NZ2月小売売上高指数
【本文】
今週は主だった材料がない中、日本時間6日の深夜にNZの乳製品大手フォンテラが全脂粉乳の価格を約21%引き上げた。これにより同国内のGDPの約7%を生み出している同社が値上げした事で、NZ経済にプラスになる事が想起され、NZドル/円は6日夜の安値65.38円から明け方には66.28円まで、1円近く上昇する場面が見られた。
3月にニュージーランド準備銀行(RBNZ)は国内経済の足元の弱さを理由に金利を据え置いており、市場では年央からの利上げ開始がコンセンサスとなっている。とはいえ足元での景気回復の動きは強まっており、理由としては先程のフォンテラの値上げや、3月25日に発表されたNZ第4四半期GDPが前期比+0.8%となりRBNZ予想(+0.6%)よりも上ぶれた事が挙げられる。今後の見通しとして、世界景気回復の追い風を受けてNZ国内の景気が軌道に乗り、NZドル/円は緩やかに上昇することが予想される。
来週14日には、NZの2月の小売売上高指数の発表が予定されている。仮に2月の小売売上高指数が上昇した場合、RBNZの利上げ観測に結び付くかに注目が集まりそうである。
テクニカル面では4月5日に高値66.84円をつけて以降、軟調な展開が続いている。しかし65円台では底堅く推移しており、下値がこのあたりで止まれば下落は限定的となる可能性がある。もし上値が試される場合、4月5日の高値66.84円や67.50円前後(昨年10月23日高値69.69円からのレジスタンスライン)が目標値となりそうである。反対に下値は20日線(4月9日時点では65.24円)がサポートされており、その下にある200日線(同、64.33円)を合わせて注目したい。
バックナンバー- ●当社提供のレポート類について
- 本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。