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G.COMデイリーレポート

7月29日(火) ランド/円
【今日のトピック】
明日南ア消費者物価指数発表
【基調】
やや堅調
【目先の注目材料】
・7/30 南ア消費者物価指数
・CPIX
・7/31 南ア生産者物価指数、南ア貿易収支、米国GDP
・8/1 米国雇用統計
・8/14 南ア中銀政策金利発表
・ドル/円相場
・日米株価
週初めのランド/円相場はやや堅調に推移。昨夜に一時14.31円まで上昇し、先週23日に記録したほぼ5ヵ月半ぶり高値14.35円に迫った。明日の南ア6月消費者物価指数の発表で南ア中銀による金利引き上げ観測が強まるとの思惑が背景となっている。南ア中銀はインフレ誘導目標の上限をCPIX(住宅ローンを除く消費者物価指数)で前年比+6%と設定しており、先月発表された6月のCPIXは5年半ぶり高水準の前年比+10.9%を記録。明日発表の6月CPIXは前年比+11.3%と、前月よりもインフレがさらに加速すると見込まれており、南ア中銀が6月に続き、8月も政策金利を引き上げるとの観測が強まりやすい状況となっている。
ランド/円相場は、1月に南アフリカの電力供給危機、3月にドル/円相場の円高、或いはリスク回避志向の強まりによる円買い戻し/高金利通貨売りの活発化、6月に南アフリカでの隣国からの移民への暴動で急落。南ア経済は景気の停滞とインフレが同時に進行する、いわゆるスタグフレーションの局面を迎えており、南アランドのファンダメンタルズ(基礎的諸要因)は決して安泰ではないが、金利の魅力はやはり大きく、目先は上値を試す展開となっている。
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