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ポジション比率情報
※本サービスは、『外貨ネクスト』のデータを参照しています。
前営業日のポジション比率情報(毎日更新)
「ポジション比率情報」とは、当社「外為どっとコム」の外国為替保証金取引『外貨ネクスト』にてお取引いただいておりますお客様の実際のポジションの売り買いの比率を表しております。
上段の棒グラフにつきましては、その日の『外貨ネクスト』のポジションの売り買いのバランスを合算して表示しており、下段の折れ線グラフにつきましては、過去から現在までのポジションの売り買いのバランスの推移を表示いたしております。
ポジション比率情報から見る月の顧客動向
【ポジション比率情報の比較(前月比)】
【7月の為替相場】
7月のドル/円相場は97.58〜101.53円のレンジで推移。月間の終値ベースでは約1.4%の下落(ドル安・円高)となった。米6月雇用統計の好結果を受けたドル高の流れを引き継ぎ、8日に101.53円まで上昇した。その後、11日早朝にバーナンキFRB議長が予想外のハト派発言を行うと、98円台前半まで急落。その後は米量的緩和の縮小開始時期を巡る思惑に一喜一憂する展開となり、ドル/円は98円台前半から101円目前でレンジを形成。しかし、25日にWSJ紙の報道を受けて米量的緩和の縮小が先送りされる可能性が浮上すると、26日に98円台を割り込んだ。そして、FOMCでは市場が期待していた「9月の量的緩和縮小開始」に向けた明確な示唆がなかった事から、もみ合いのまま取引を終えた。
7月のユーロ/円相場は128.02円〜132.74円のレンジで推移し、月間の終値ベースでは約0.8%の小幅な上昇(ユーロ高・円安)となった。上旬は、ポルトガルの政局不安の他、ドラギECB総裁の「金利は『長期にわたり』現行水準かそれを下回る水準になる」などにより、弱含みで推移。しかし、その後は中国景気の減速や豪追加利下げ観測を背景とするユーロ/豪ドル相場の上昇(=ユーロ高)を受けてじり高で推移。18日のバーナンキFRB議長の議会証言がハト派的内容と解釈されて欧米株価が上昇した他、ポルトガル議会で連立政権の不信任案が否決された事や、ユーロ圏の景況感悪化に歯止めが掛かった事も上昇を後押し。24日に132.74円の高値を付けた。
7月の豪ドル/円相場は87.80円〜93.06円のレンジで推移し、月間の終値ベースでは約3.0%の下落(豪ドル安・円高)となった。豪準備銀行(RBA)による追加利下げの思惑がくすぶる中、中国経済の減速懸念も重なり、上値の重い展開が続いた。さらに、複数のRBAウオッチャーが次回RBA理事会での利下げの可能性に言及した事や、スティーブンスRBA総裁の利下げ示唆発言が伝わると、8月利下げ観測が急速に高まって豪ドルが急落。31日に2012年12月以来となる87.80円まで下落した。
【ドル円相場の顧客動向】
7月末のポジション比率は買いが87.4%、売りが12.6%と圧倒的な買い超が継続した。中旬以降、ドル/円相場では上値が重くなる一方、ポジション比率の買いが増加し、売買比率では新規の買いがじわじわと増加している事から、投資家は押し目と見て買いで対応した様子が伺える。この傾向は下旬に入っても変わらず、31日に買い持ち率が最大に達した。背景には、月を通して円先安観が維持され、買い安心感が漂っていた事がありそうだ。
【ユーロ円相場の顧客動向】
7月末のポジション比率は買いが38.0%、売りが62.0%と、売り超であった。月中のポジション比率の推移を見ると、相場が上昇する場面では売りが増え、下押す場面では買いが増える傾向が見られた。売買比率を見ると、下落局面では新規買いが、上昇局面では新規売りが、それぞれ小幅ながら増加。これらを合わせると、投資家は「上昇局面では売り、下落局では買い」で対応したと推測され、逆張り志向の強さが伺える。
【豪ドル/円相場の顧客動向】
7月末のポジション比率は買いが88.5%、売りが11.5%と圧倒的な買い超が継続した。相場は動いたものの、月を通して買い持ち比率に大きな変化は見られなかった。背景として、長期での投資家層が多く、短期での値動きに左右されにくかったものと推測される。
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