米雇用統計
2018年7月6日の結果と解説

米雇用統計予想と結果

米雇用統計発表時の相場

米労働省が7月6日に発表した6月雇用統計の主な結果は、非農業部門雇用者数21.3万人増、失業率4.0%、平均時給26.98ドル(前月比0.2%増、前年比2.7%増)という内容であった。

6月の米非農業部門雇用者数は前月比21.3万人増と、市場予想の19.5万人増を上回った。5月の24.4万人増からやや減速したが、3カ月(4-6月)平均では21.1万人増と、前月(3-5月)の19.1万人増から加速した。なお、6月も幅広い業種で雇用が拡大しており、中でも製造業の伸びが大きかった。

6月の米失業率は4.0%と、市場予想の3.8%を上回るとともに2000年4月以来の低水準であった5月から0.2ポイント悪化した。なお、失業率が悪化したのは10カ月ぶり。ただ、労働参加率が前月の62.7%から62.9%に上昇しており、求職者として労働市場に復帰する人が増えた事が失業率を押し上げたと見られる。なお、フルタイム職を望みながらもパート職で勤務する人なども含めた広義の失業率(不完全雇用率)は7.8%となり、2001年5月以来の低水準だった5月の7.6%から上昇した。

6月の米平均時給は26.98ドルとなり、前月から0.05ドル増加。伸び率は前月比+0.2%、前年比+2.7%と、ほぼ前月並みであったが、市場予想(前月比+0.3%、前年比+2.8%)には届かなかった。

米6月雇用統計では、雇用情勢が引き続き堅調である事が確認されたが、賃金上昇によるインフレ加速の兆候も見られなかった。そうした中、米連邦準備制度理事会(FRB)が、利上げペースをアップさせる可能性は低いとの見方に繋がり、為替市場ではドルに対する失望的な売りが優勢となった。一方、株式・債券市場にとっては歓迎すべき内容だったと見られ、米国株は主要3指数が揃って上昇したほか、米国債も幅広い年限で価格が上昇(金利低下)した。各市場によって受け止め方が異なる雇用統計だったと言えるだろう。なお、来月の米7月雇用統計については、トランプ米政権が仕掛ける貿易戦争の影響が出始めるとの見方もあるため、これまで以上に注目が集まりそうだ。

2018年7月6日の
米雇用統計セミナー録画を配信

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2018年7月6日の
米雇用統計発表前の解説動画

動画解説

米5月雇用統計は、非農業部門雇用者数が22.3万人増となり、市場予想(19.0万人増)を上回ったほか、 失業率も3.8%と予想(3.9%)を下回り、2000年4月以来の水準に改善。また、平均時給も前月比 +0.3%、前年比+2.7%と、いずれも予想(+0.2%、+2.6%)を上回る伸びとなった。これを受けてドル/円は 109.70円前後まで上昇した。

ドル/円は先月に続き110円前後で推移する中、次のトレンドはどちらになるのか。IT企業の経営者として、またFX投資家として活躍する株式会社イー・ソリッド代表取締役社長の福寄儀寛(ふくより・のりひろ)氏を招き、トレードシナリオやFX投資のポイントについて聞く。聞き手は外為どっとコム総研神田調査部長。

米国 経済指標(失業率・非農業部門雇用者数)過去の推移

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