「米国D30」は、NY証券取引所とNASDAQ市場に上場中の、アメリカ代表企業30社の株価から算出される「ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価」を原資産とした銘柄です。経済大国アメリカの代表30社から構成されているため、世界中の投資家から注目されています。名称に「工業株」と入っていますが、日本に馴染みのある企業も多く、アップル、コカ・コーラ、マクドナルド、アメリカン・エキスプレス、ウォルト・ディズニーなどで構成されています。情報が入手しやすく、取引を始めやすい銘柄とも言えるでしょう。
「ダウ平均株価」の銘柄は成長性や知名度の高さを基準にが厳選され続けており、下落しても回復して長期にわたって成長し続けているため、長期投資が推奨されています。また「米国D30」を活用した投資法では「ダウの犬」が有名です。「ダウ平均株価」の構成銘柄の中で配当利回りが高い上位10銘柄に均等に投資したまま1年後に売却し、改めてその時点の上位10銘柄に投資するサイクル手法です。1991年、米国のマイケル・B・オヒギンス氏が著書で紹介し、注目を浴びました。