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【見通し】株式明日の戦略-きのうの下げを取り返す3桁上昇、出遅れ新興市場にも変化の兆し

17日の日経平均は3日ぶり反発。米国株の上昇を好感して3桁上昇からのスタート。ただ、高く寄った後は、手がかり難から動意薄となり、前場はこう着感の強い地合いが続いた。後場も小動きではあったが、前場で大きく上昇した後も値を保ったことから、買い安心感が強まり、じわじわと上げ幅を広げる展開。終盤にきょうの高値をつけ、終日堅調となった。業種別では水産・農林、石油・石炭、ガラス・土石などが上昇しており、鉱業、倉庫・運輸、小売などが下落している。HEROZが13%超の上昇となったほか、SOUやコンヴァノが急伸するなど、直近上場株の一角が賑わった。反面、4月度の月次がさえなかったペッパーフードサービスが大幅安となった。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり1146/値下がり840と買いが優勢。相場のけん引役が不在といった印象が強かったが、ソニーが2%超の上昇と強い動き。三菱UFJや三井住友などメガバンクもしっかりとなった。きのうストップ高のリミックスポイントが商いを集めて大幅上昇。日本経済新聞のiPS細胞に関する記事を手がかりに、大日本住友製薬が物色された。ほか、新中期経営計画を発表したUMCエレクトロニクスや、増配を発表したドーンなどが急伸した。一方、月次が失望材料となった物語コーポレーションが急落。下方修正発表のケア21や、前期経常赤字のシダックスが大きく売られた。ケーヒンは証券会社の投資判断引き下げが嫌気されて大幅安となった。

 きのう、今月初の3桁下落(100円安)となった日経平均は、きょうは3桁上昇(121円高)となり、しっかり下げ分を取り戻した。下げたきのうも上げたきょうも、場中の雰囲気は大きくは変わっておらず、指数は良くも悪くも米国株など外部環境次第の様相が強まっている。とはいえ、決算がほぼ終了して一気に材料難になった中で、後場に上げ幅を広げてきたのは期待の持てる動きではある。また、このような中で、マザーズ指数が2%超の上昇を見せ、25日線を上回ってきた。新興市場は実績よりも期待で買われる銘柄が多いだけに、決算期には失望売りで崩れる銘柄も多かった。しかし、決算シーズン終了で早速強い動きが見られており、目先は新興市場のパフォーマンスが良くなりそうな印象。マザーズ指数や日経ジャスダック平均は、直近の日経平均やTOPIXの上昇に全く連れ高できていなかった分、上昇余地はある。日経平均にしても、失速どころか依然として強い基調が続いている中、出遅れていた新興市場が盛り返してくるようなら、全体としても底堅い動きがしばらく続く可能性が高い。

(関口)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

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