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【見通し】株式明日の戦略-様子見姿勢が強まり続落、決算前の日本電産の動向に要注目

23日の日経平均は続落。米国株の大幅安の割には小幅な下げからのスタート。開始早々にはプラス圏に浮上する場面もあったが、売りに押されて再び下げに転じた後は、軟調に推移した。後場は新たな手がかりには乏しい中、じり安ながら大きくは下げず、マイナス圏で静かな動きが続いた。業種別では保険、銀行、鉄鋼などが上昇しており、精密機器、水産・農林、食料品などが下落している。エムアップ子会社との協業を発表したJストリームがストップ高比例配分。エムアップも全市場の売買代金3位(ETF除く)となるまでの商いを集めて急伸した。反面、昼休みに決算を発表した大東建託は、自己株取得や増配を同時に発表したものの、決算後の株価は売り反応となった。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり955/値下がり1035とやや売りが優勢。米長期金利の上昇を受けて金融株に買いが入ったが、中でも楽天生命との業務提携を発表した第一生命HDが大幅上昇。東芝が再建計画に対する思惑から買いを集めた。アスラポート・ダイニングとの業務提携観測が報じられた小僧寿しはストップ高。前期の利益上振れ見込みを発表したやまやが大幅高となった。一方、米アップルの大幅安を受けてアルプス電気や村田製作所などが弱い動き。シャープとJDIのディスプレイ2社が大きく売られた。エンプラスや日本鋳造は決算を材料に急落。福井コンピュータは上方修正発表も買い材料とはならず大幅安となった。上場2日目のHEROZは引き続き大幅買い越しで初値は持ち越しとなった。

 3月決算企業の業績発表本格化を前に、様子見姿勢の強い地合いが続いた。そのような中、直近で大きな動きのあった銘柄に、急落に見舞われるものが多く見られた。上昇していた銘柄だけなら利益確定とも考えられるが、コシダカHDなど決算後に下げを強めていた銘柄なども一段安となっており、相場の変わり目を意識して動意銘柄をいったん手じまったという感が強い。米国では今晩にアルファベット(旧グーグル)が決算を発表する。国内でもあす引け後に日本電産が決算を発表予定で、この先は日米とも主力どころの銘柄に動きが出てきやすい。あすに関しては、まだきょうと似たような雰囲気となるかもしれないが、アルファベットの決算が良好であれば、直近売られたハイテク株などに押し目買いが入る展開は期待できる。アップルの大幅安は警戒材料だが、円安局面でもあり、ハイテクでも販売製品がスマホに依存していない銘柄には見直しの余地はある、その点では、車載向けなど幅広く手がける日本電産に、決算前の先回り買いが入るかが注目される。

(松井)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

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