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【見通し】週間為替展望(ポンド/加ドル)-ポンド、4月からのFTA交渉待ち

◆ポンド、4月からのFTA交渉を控え方向感に欠けるか
◆英・EU移行期間の合意、ポンドを買い進める手がかりとはならず
◆加ドル、引き続き早期利上げとNAFTA再交渉への期待で底堅いか
(国際金融情報部・金 星)

予想レンジ
ポンド円 146.00-153.00円
加ドル円 80.50-84.50円

4月2日週の展望
 ポンドは4月からの自由貿易協定(FTA)交渉を控え、当面は方向感に欠ける動きが見込まれる。23日に閉幕した欧州連合(EU)首脳会議で、英国離脱による激変緩和措置として移行期間を設けることを正式に決定した。2020年末まで英国はEU単一市場に残る一方、EUの政策決定には加わらないとすることなどで合意し、市場は交渉進展と好意的に受け止めている。しかし、肝心のFTA交渉が残っており、移行期間の合意がポンドを買い進める手がかりとはなりにくい。
 企業活動を左右するFTA交渉の行方次第では、英経済の鈍化は避けられず、産業界からは先行きを不安視する声が少なくない。また、23日のEU首脳会議で採択された交渉方針では、英経済の支えともいえる金融サービスについて、英金融機関がEU域内で自由に営業するための「共通パスポート」は移行期間終了後には無効になると、交渉に厳しい姿勢で臨むことが示された。EU側はモノの貿易で「関税ゼロ」を目指す方針を表明したが、恩恵を受けるのはモノの貿易で赤字の英国ではなく、黒字のEU側になるだろう。離脱後に英国とEUの新たな境界となるアイルランド国境をどのように管理するかなど解決が先送りされている課題もあり、今後も楽観を許さない状況が続く。
 英10-12月期国内総生産(GDP)確報値は前年比+1.4%、前期比+0.4%と改定値と一致した。市場はイングランド銀行(BOE)が5月に追加利上げに踏み切るとの思惑が高まっているが、最近の経済指標では判断がやや難しくなっている。2月の消費者物価指数(CPI)は前年比+2.7%に減速した一方で、+2%台前半での推移が続いていた賃金の上昇率は+2%台後半まで加速した。労働需給が締まっていることが賃金上昇加速につながっている。5月の追加利上げは、賃金上昇率の加速傾向が維持されるかどうかと、EU離脱交渉次第か。来週は3月PMIの発表が予定されている。
 加ドルは引き続き追加利上げ思惑と北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉への期待で、底堅い動きが見込まれる。2月のCPIが前年比+2.2%と、2014年10月以来の高い水準に上昇したことを受けて早期の追加利上げ期待が高まり、金利先物市場では5月利上げ織り込み度が60%超まで上昇している。今週発表された1月GDPは前月比でプラス予想に反して-0.1%となった。4月にNAFTA再交渉の第8回会合を控え、米政府が自動車の原産地規則について自国製の部材比率を50%とする要求を取り下げたとの報道が伝わり、合意への期待感が高まっている。モルノー加財務相は今週、「NAFTA交渉はうまくいっている」と述べた。来週は3月の雇用指標の発表が予定されている。

3月26日週の回顧
 新規の手がかりが乏しく、相場全体の動きは限られた。米中貿易摩擦や北朝鮮リスクへの懸念が後退し、やや円売りが優勢で、ポンド円は150円台、加ドル円は82円台まで小幅高となった。対ドルではややドル高が進み、ポンドドルは1.40ドル台まで押し戻され、ドル/加ドルは1.29加ドル台まで小幅のドル高・加ドル安となった。(了)

(松井)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

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