酒匂塾長の『独り言』日刊|FXブログ|外為どっとコム

涼しっ!

今朝起きて窓を開けてびっくりした。
寒いとまでは言わないが、涼しい。
外の気温は20度を切っていたと言う。
まあまだ簡単にはあの暑さは無くならないとは思うが、大変心地よい。

ドル・円相場がまた104円を挟んで膠着している。
週末、”これで一気にドル高&円安が進む。”と言う論調が多かったが、塾長はまだ慎重である。


月曜日にGI24.に投稿した”直言・直筆”をご披露させて下さい。

“レンジ・ブレークは本物か?”


ついに暫く続いていた101~103円のレンジが上切れて、今朝のウェリントン市場で高値104.27を付けた。

きっかけとなったのは20日に発表された前回のFOMC.議事録で“状況が整えば予想よりも早いタイミングで利上げも有り得る。”との言及が有り、よりタカ派的(利上げ推進)なトーンが強まったと市場が判断して102円台から一気に高値103.85まで上昇した。

注目されたジャクソンホールでのイェレンFRB.議長の講演も、改善しつつある雇用の中身に懸念を示したものの、今までの強いハト派的(金融緩和推進)発言から一歩後退したと思われる、FOMC.議事録と酷似した“目標への進展が早ければ早期利上げも有り得る。”と発言し、同時に言及した“目標への進展が緩やかであれば利上げが遅れる見込み。”と言う従来のハト派的な発言をトーン・ダウンさせる結果となった。

この相反する発言の背景にはタカ派のFOMC.メンバーに考慮しながら、自分のハト派的な持論はちゃんと主張する、と言う建前と本音を上手く使い分けた議論を展開したのであろう。

講演後市場はすんなりとドル買いで反応し、103.88で超週する前に高値104.19を示現した。

当面の目標は2014年1月2日に付けた戻り高値の105.44であろうが、果たして一本調子でこのまま上がり続けるのか、或いは所詮はレンジが多少上にシフトしただけなのか?

週末の論調を見ると、これだけ長く続いたレンジ相場が終焉し、低いVolatility.=(市場変動率)の中、エネルギーが相当溜まっている筈で、108~110円を目指して行くと言う物が多かったが、筆者はそうは思わない。

どんなエネルギーが溜まっているかは知らないが、マーケットはドル・ロングであることは明白である。
シカゴ・IMM.筋は約105億ドル相当のドル・ロングで、我が国の個人投資家も随分その額は減ったものの約33億ドル相当のドル・ロング、そして先週からドルを買い上げ、今朝の薄いウェリントン市場で場外で104.40まで買い上げたヘッジ・ファンドもドル・ロング。

この状況は“エネルギーが溜まっている。”と言う表現は相応しくはなく、むしろ“ドル・ロングが溜まっている。”と言う表現が適切なのではあるまいか?

先週102.60~102.70でドルを売り、103.20で一旦撤退した者が大きな事を言う資格は無いが、ウクライナ情勢が依然として緊迫する中、此処から追っ掛けてドルを買う気にも成らない。

今までの101~103円のレンジが早期の利上げ気運の高まりで103~105円くらいのレンジにシフトするのも結構。
中長期的なドル高&円安のトレンドは意識しながらも、無理をして高値を掴まず、“下がったら買う。”と言うスタンスを変える積りは無い。

酒匂・エフエックス・アドバイザリー代表
酒匂 隆雄 (さこう たかお)氏

1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で敏腕ディーラーとして外国為替業務に従事。その後1992年、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行、さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長に就任した。現在はコメンテーターとしても活躍中。

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