酒匂塾長の『独り言』日刊|FXブログ|外為どっとコム

ほっと一息。

今日は、東京市場では株が下がり、円が買われるかと思ったが、それが杞憂に終わった。
良かったですね。


昨日、再び円高に警戒するレポートをGI24.に投稿したが、ほっと一息。

あくまでも個人的な意見ですが、ご参考までに披露致します。


“隔週毎に…。”                        3.3.2014.


ファンダメンタルズに則った中・長期的なドル高&円安トレンドと、需給の歪みや突発的なイベントによる短期的なドル安&円高の動きとの鬩ぎあいがが続き、ある週は円高に警戒し、その翌週はそれの訂正を行うと言う事がここ数週間続いているが、今週はどうやら再びドル安&円高に警戒する週となりそうである。

   
先ずは、中国情勢の悪化。
観光名所で知られる昆明での無差別襲撃による惨劇には目を覆った。
年に一度の全国人民代表大会が5日に開幕するのを控えて、全国的に警備を強化する中でのテロ行為であり、中国公安当局が断定した様に新疆ウイグル自治区の独立を狙う組織の犯行かどうかは定かではないが、中国の政治的混乱は避けられまい。
第一番目の地政学的リスクの増大とも言えよう。

次は再燃したウクライナ情勢の悪化である。

一旦は落ち着いたかに見えたウクライナ情勢が、ロシアが現親欧米政権に揺さぶりを掛ける為に軍事介入の方針を決めた事により、米ロの対立が鮮明となり、今度は欧州での地政学的リスクが急増した。
これにより再び投資家心理が冷え込んで、新興国市場不安が再燃する恐れが起きて、相対的に安全通貨とされる円が買われる可能性が出てきた。


さて、多少は減ってはいるが、我が国個人投資家のドルの買い持ち残高は約88億ドルと、依然として大きい。

そしてシカゴ・IMM.の投機筋も、ドルの先高観を見越してわずかではあるがここ4週間に渡って徐々に円の売り持ち(ドルの買い持ち)を増やしている。

市場全体のポジションの偏りを指摘すれば、間違い無く市場は大きなドルの買い持ち=円の売り持ちになっている訳である。


さて、今週の金曜日には毎月初恒例の2月の米国雇用統計の発表がある。
市場の予想は失業率が不変の6.6%で、非農業部門雇用者数が+15万人であるが、ここ2カ月間この数字は市場の期待を裏切って増加数が小さかった。
こればかりは蓋を開けてみなければ分からないが、先月も寒波や大雪の影響で米国経済活動は大きく阻害を余儀なくされたと聞く。
非農業部門雇用者数の増加が市場予想を下回ると、ドルが売られる危険性は避けられない。


今年のドル・円相場は年初の105.44の高値、そして2月3日の100.75の安値を付けた後は概ね101.00~103.50のレンジ内に留まって、暫くはこのレンジ内取引が続くと思ってはいるのだが、再び示現したドル安&円高要因を見るにつけ、相場が下サイドに突き抜けるリスクを再び意識したい。

現在の様に市場のポジションがドルの買い持ち&円の売り持ちで傾いている時には、相場はポジションが望んでいる方向、言い換えればドル高&円安に急激に動くことは有り得ない。
つまり、ドルの急騰は有り得ない。
何故ならポジションの巻き戻し(前向きの、望んだドル売り&円買い。)が起きるからだ。

逆にこの様な時には、相場はポジションが望んでいない方向、言い換えればドル安&円高に急激に動くことは有り得る。
つまり、ドルの急落は有り得る。
何故ならポジションの損切り(後ろ向きの、望まないドル売り&円買い。)が起きるからだ。


Fasten your seat belt, please.=(座席ベルトをご着用下さい。)
(さあ、この懸念がまた杞憂に終わるか?)

コメント一覧

コメント7件

最近、私はより多くの種類の通貨ペアでトレードすることを心がけています。
ある通貨ペアではドルを買い、別の通貨ペアではドルを売る。
ある通貨ペアでは円を買い、別の通貨ペアでは円を売る。
こうすればドルや円の一方的な動きによるインパクトを緩和するだろうと期待しています。

もっとも、ヘッジ目的で複数の通貨ペアを売買するわけではなく、それぞれの通貨ペアで勝ちに行っているので、時にはドルや円の売買の方向が一方向に偏ることもありますが、ドルや円を含まない通貨ペアもトレードしているので、ここでもインパクトを緩和しています。
通貨ペアの種類の数に反比例させてポジションごとのサイズを小さくしているので、相場が大きく動くときでも安心して見ていられます。
個々のトレードでは勝ち負けはありますが、総体的にはプラス決済になることが多く、また、含み益となっている時間も長いので、精神的にはかなり楽です。

以前はユーロドルやドルスイスは得意だったのですが、他の通貨ペアで同じくらいに勝てるものがなく、そのため、通貨ペアの種類を増やせずにいました。
ところが、何ヶ月くらい前だったでしょうか、コメント欄でどなたかが今井雅人さんの言葉として「負けるのは悪いが、勝てないことは悪いことではない」というようなことを書かれていたのを読んで気が楽になりました。
得意なユーロドルやドルスイス並みを求めることはやめ、それなりに勝ちが見込める通貨ペアはどんどん取り入れることにしたのですが、それがよかったようです。

もちろん、最大の安全策はリスクの高いときはポジションを減らす、あるいは持たないことでしょうが、こういうのも悪くないと考える今日このごろです。

すみません、長くなりました。

投稿者:松 | 2014年3月 4日  18:04

私のコメントが削除されていますが...(18時くらいに投稿)

何かまずいことを書きましたか?

投稿者:松 | 2014年3月 4日  20:10

コメントが復活していますね。

PCから再読み込みもして削除されているのは確認しました。
またスマートフォンからも見てみましたが、やはり削除されていました。
どうして突然復活したのでしょうか。

前にもコメントが削除されたことがあります。
そのときはコメント欄に宣伝が多かったので、宣伝と一緒に間違って削除されたのだろうかと思ってそのまま黙っていましたが、コメントが復活することはありませんでした。

宣伝の削除などは塾長ではなくて、外為さんのスタッフの方がやってらっしゃるのかなと思いますが、コメントが消えたり元に戻ったりというのは一体どうなっているのでしょうか。

投稿者:松 | 2014年3月 4日  20:48

私は、以前に投稿しましたが、オージー/キウイのロングを
考えていて、実際には、オージー円のロングとキウイ円のショート
を保有しています。

わざわざ別ポジションにした理由は、
1)オージー/キウイの通貨ペアが私の証券会社になかったから
2)オージー/キウイのロングは、現在、マイナススワップですが、
 オージー円のロングとキウイ円のショートでは、少しの
 プラススワップだから
 ※3月のNZの政策金利の発表で変わるかもしれません。
3)チャンスと思ったとき、どちらかのポジションを解消し、
 もっと有利なポジションを再構築できるから

です。

塾長は、暴落を気にしていますが、私は暴落大歓迎です。

では。

投稿者:manbee | 2014年3月 5日  11:32

松さん、
ご迷惑をお掛けしました。
はい、管理は彼らがやっておりまして、
以下のメールがきておりました。

手違いだった様です。


大変申し訳ありません。
ブログの記事「ほっと一息。」に投稿されておりましたコメントにつきまして、
誤って非表示にしてしまっておりました。

先ほどもとに戻しております。*


manbeeさん、
いえ、暴落を考えている訳ではないのですが、またまた“AUD.が高過ぎる。”などの発言を政策当局者から聞くと、相対的にNZD.よりもAUD.に弱気に成らざるを得ません。

投稿者:塾長 | 2014年3月 6日  14:48

塾長にではなく、スタッフの方に申し上げます。

何をどう間違えて非表示にしたのか分かりませんが、間違いに気づいて元に戻したというのであれば、削除されているという私の指摘に対して、間違って非表示にしたということをコメント欄に一言書いてしかるべきだったと思います。

そうすれば、私も何度も書き込まずにすみましたし、お忙しい塾長をつまらないことで煩わせることもありませんでした。

別にお金を払ってコメント欄を利用しているわけではないので、あれこれ要求する資格もありませんし、これ以上は申し上げません。

投稿者:松 | 2014年3月 6日  17:35

塾長 コメントありがとうございます。

RBNZは、こっそり介入をしていると聞きますが、RBNZの内心/
ここだけの話があったら、教えて頂けないでしょうか?

内緒にします!

投稿者:manbee | 2014年3月 6日  17:38

酒匂・エフエックス・アドバイザリー代表
酒匂 隆雄 (さこう たかお)氏

1970年に北海道大学を卒業後、国内外の主要銀行で敏腕ディーラーとして外国為替業務に従事。その後1992年、スイス・ユニオン銀行東京支店にファースト・バイス・プレジデントとして入行、さらに1998年には、スイス銀行との合併に伴いUBS銀行となった同行の外国為替部長、東京支店長に就任した。現在はコメンテーターとしても活躍中。

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