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参加者の横顔(海外編)=アジアの機関投資家=シンガポール

「参加者の横顔(海外編)=アジアの機関投資家=シンガポール」

 最近は中国が1兆ドルの上る外貨準備の運用機関を設立することで話題となった。これが本格的に動き出せば為替市場に大きな影響を与える。これまでも中国よりも小さな規模でのアジアの国家的機関投資も一旦動き出すときは1億ドル超の金額で市場に参入するのでインパクトは大きかった。

 シンガポールでは政府投資公社(GIC)やテマセック(TEMASEK)が有名だ。GICは海外投資が中心で TEMASEKは国内のインフラ産業中心に投資しているようだ。GICなどは国家機関である以上、資産運用によるリターンの極大化を狙うとと同時に自国通貨の為替レート保持という重大な使命を負っている。GICは1981年に設立され外貨準備の運用を行ってきた。近隣諸国が通貨切り下げに追いこまれば保有証券を売って外貨売りの資金を準備する。ただ国家機関ということでその投資は長期的だ。


国際的な長期投資で株、債券、不動産、商品を取引し日本へも投資している。それに絡む為替取引は大きい。運用資産は1000億ドル(12兆円)を超えるようだ。テマセック(TEMSEK)は1974年に設立され総資産は800億ドルでGICよりは小さい。国内の水道、ガス、航空、電力などの企業に投資するが最近はアジアやOECD諸国への投資も拡大している。為替市場ではやはり国際的投資を中心に行うGICが有名だ。東京市場の引けから欧州市場参入時に出てくることも多いがその時は市場が薄いので大きく動く。



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