野村雅道のID為替 (レポート)|FXブログ|外為どっとコム

この一つの表で為替市場・FXがわかる

「この一つの表で為替市場・FXがわかる」野球とベースボール以上の違いがFXにあり

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① 「東京市場ではドル円が下がりにくくなる理由がわかる」

日本からの輸出では円建てが37%で外貨建てが63%、輸入は円建てが26.8%で外貨建てが73.2%

 各市場では外貨建ての為替取り引きだけが行われる。例えば東京で全体の輸出入がそれぞれ月間6兆円とすれば 輸出為替は3.78兆円(6×63%)、輸入為替は4.39兆円(6×73.2%)となる
 東京市場では輸出より輸入が大きい貿易赤字状態となり円売りドル買いが優勢となる。特に仲値決定近辺にドル買いが集中する

 日本は貿易黒字国であっても、東京市場の為替需給は貿易赤字、海外では貿易黒字の状態となる

②「東京とNYの為替はまったく異なるものということがわかる。野球とベースボール以上の違いあり」

  米国には実需の為替がほとんどないので、輸出入筋からは注文が入らない。市場は実需ではなく投機中心の市場となり、思惑が同方向に傾き市場がより動きやすくなる
  手仕舞いも投機筋が一斉に同じ行動をとるので動きが速くなる
   
 それは米国は輸出が73.7%、輸入が86.7%ドル建てで行われることにある。 日本は輸出が37% 輸入が26.8%しか円で行われない。日本は自国通貨での貿易取引が少ない(円の国際化は進まなかった)
 米国の輸出入業者は自国通貨のドルで取引するので為替市場に参入する必要がない。

 NY市場の参加者は投機筋中心となる。日本は実需筋中心であり、実需の注文が5銭刻みで並び、それを順にこなしていくので一気に動きにくい。NYでは実需の注文が少なく歯止めがなく一気に飛んでしまう
 また投機筋というものは、ヘッジファンドから日本の個人も含めて、概ね順張りであり思惑もほぼ同じであり、皆が一斉に団体行動する。売りたいときにビッドなく、買いたい時にオファーがなく、市場がパ ニックになりやすい。


 (この表で市場の基本的動きがつかめる)

FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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