野村雅道のID為替 (レポート)|FXブログ|外為どっとコム

原理原則通りのドル安 トルコリラにも抜かれた

6/5(月)「原理原則通りのドル安 トルコリラにも抜かれた」

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総括「景気は良いらしいが消費が増えないのも円高要因。上半期の円高は順当」
その他通貨「豪ドル、NZドル、南アランド、トルコリラ」
テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」
当局・円無常・需給「約2京5千兆円不足と言われても」
ID為替「今 人気のメキシコペソ。利上げサイクルが終わったとは限らない」
リスク「日中・日韓領土問題、北朝鮮暴発、地震、中東問題、テロ、米中緊張、トランプ大統領」
横浜湘南便り「マジェスティック プリンセス」

ドル円=107-112、ユーロ円=122-127 、ユーロドル=1.10-1.15

日経インデックス6月2日東京引け5月26日からの変化(2008年=100)円102.6弱し、ドル126.5同、ユーロ97.5弱し、ドルインデックス NYBOT96.66弱し、原油47.66弱し、金1280.2強し、DOW21206.29強し、日経平均ドルベ-ス東京引け176.68強し IMM円投機筋5月30日 円-52275(前週比-619)、ユーロ+72869(前週比+8024)

1.(今週の予定)

5(月)中 財新サービス業PMI トルコ 消費者物価指数 英 サービス業PMI 米 ISM非製造業景況指数 製造業受注
6(火) 豪 経常収支 RBA  政策金利 ユーロ圏  小売売上 南ア GDP 加 Ivey購買部協会指数 米 労働市場情勢指数 JOLT労働調査
7(水) 日 貿易統計 景気動向指数 消費活動指数 NZ 製造業売上高 豪 GDP 独 製造業受注 加 住宅建設許可
8(木)英 総選挙 日 GDP確報 GDPデフレータ確報 国際収支 景気ウォッチャー調査 豪 貿易収支 中 貿易収支 スイス 失業率 独 鉱工業生産 スイス 消費者物価指数  ECB 政策金利  加 住宅着工件数 米 新規失業保険 加 新築住宅価格指数 メキシコ 消費者物価指数
9(金)日 第3次産業活動指数 中 生産者物価指数 消費者物価指数 豪 住宅ローン貸出 独 貿易収支 経常収支 英 鉱工業生産 製造業生産 貿易収支 国立経済研究所(NIESR)GDP 加 失業率 雇用者数 米 卸売売上高

11日(日)フランス国民議会(下院)選挙

(来週の予定)

12(月)日 機械受注 トルコ GDP
13(火)日 日銀短観 豪 NAB企業信頼感 スウェーデン 消費者物価 英 消費者物価 小売物価 生産者物価 ユーロ圏 ZEW景気期待指数 独 ZEW景気期待指数 米 生産者物価  
14(水)日 鉱工業生産・確報 中 小売売上 鉱工業生産 英 雇用統計 ILO失業率 ユーロ圏 鉱工業生産 南ア 小売売上 米 消費者物価 小売売上 企業在庫 FOMC
15(木)NZ GDP 豪 雇用統計 仏 消費者物価 トルコ 失業率 スイス 政策金利 英 小売売上 ユーロ圏 貿易収支 トルコ 政策金利 BOE政策金利 BOE議事録 加 製造業出荷 米 輸入物価指数 NY連銀製造業景況指数 新規失業保険 フィラデルフィア連銀製造 鉱工業生産 設備稼働率 NAHB住宅市場指数 対米証券投資
16(金)日銀金融政策決定会合 NZ 企業景況感 ユーロ圏消費者物価指数(HICP)・確定値 加 国際証券取引高 米 住宅着工 建設許可件数 ミシガン大消費者信頼感指数・速報

2.総括「豪 経常収支 政策金利、GDP、日 GDP確報、中 貿易 CPI ECB理事会」

*円「通貨3位、株価10位、景気は良いらしいが消費が増えないのも円高要因。上半期の円高は順当」 

 今年は1月の117円台からジリ安推移を辿っている。陽線は4月だけで、それもほぼ寄り引き同時でドルが上昇した感はない。このジリ安とは困ったもので、一度1日で5円とか、1か月でも5円から10円の円高があれば、達成感がでて反発もあるのだが、それがない。輸出業者を含めてドルロング筋もジリ安で油断し売り時が遅れてきているのではないか。ジリ安推移の原因としては昨年より貿易収支は黒字は黒字だが、その金額が減少していることにある。今週も5月上中旬分の貿易統計をチェックしたい。去年は原油高が進んで原油輸入金額が増加したが、最近は原油価格が下落している。貿易統計に反映して再び黒字拡大するのはもう少し先か。
 さて1-3月の企業収益は過去最高、設備投資も強い。1-3月のGDP二次速報も上方修正されるようだ。ただ消費は弱い。4月家計調査では、2人以上の世帯が使ったお金は29万5929円で、前年同月より1.4%減少。14カ月連続の減少となった。景気の良さと言われるが消費に反映されなければ輸入の増加、すなわち円安にはつながらない。日銀も株や国債では介入し効果は出ているが、為替で介入できないのが泣き所である。それを忖度してGPIFや生保が外債購入を増加させているが、如何せん日銀と異なり収益性も重視するのでむやみに外貨投資を増やせないし、買い切りではなく売りもせざるを得ないので、長続きする円安要因とはなりにくい。年初から申し上げているが、円安になりやすい晩秋までは円高推移が続くだろう。どこまで円安なるかというと、もちろん今年の始値の116円後半まではいかない。8-9月の円高のピークからせいぜい3円程度だろう。

*米ドル「通貨10位、株価(NYダウ)8位、原理原則通りのドル安 トルコリラにも抜かれた」  

 FRBの利上げ云々についてはあまり語る必要もない。利上げしても米長期金利が低下、ドルも下落している。株価は民間の経済力が強いのか、長期金利低下を反映してか上昇している。一般的には利上げは金利上昇、株安、ドル高と見る人が多いがまったく逆の動きとなっている。利上げでドル安が昔ながらの現実ならば、マイナス圏にまで利下げをしている日本の円やユーロが強いのも辻褄が合う。5月米雇用統計では非農業部門雇用者数が予想を大きく下回った。同時に発表された5月米国貿易収支は467億ドルの赤字となった。1日当たり世界で約23億ドルの売り切り玉が出る。為替の出来高に為替変動には関係のない、かつ7割程度のシェアがあるスワップ残高を誤解して算入している方は、23億ドルは小さいと思うだろうが、実際にインターバンク市場を体験しているものにとっては重みのある数字である。何かの需給に関係のないブームでドルが上がっても中期的に貿易赤字のドル売りには対抗できずドルが下がり続けるのは1971年以来の変動相場制の歴史を見れば一目瞭然である。
 今年のドルも弱く、ついにトルコリラにも抜かれた。それでもドル高懸念をベージュブックでは12地区連銀の2地区連銀が有しているのは面白い。どこの国でも通貨安が大好きなのである。原理原則を語ったが
短命のブームの材料としては今週はコミー前FBI長官の議会証言がある。これ以外にもロシアゲートではいろいろな問題があり追及されている。為替相場のトレンドには関係がないが、デイトレには生かしたい材料だ。「パリ協定離脱」は「入国禁止令」以上に内外の批判を官民から受けているが、離脱は3年後なので次期大統領が対処するだろう。米国はそれほど常識のない国ではないと思っている。

*ユーロ「通貨首位 株価(独DAX)5位。ECB理事会で出口政策の示唆あるか ドイツ勢はユーロ高、金利上昇望む」

 通貨番付首位となっている。経済指標は概ね改善している。成長率、失業率、製造業PMI、小売売上の数字はいい。貿易黒字も高水準を維持している。インフレだけが2月は目標の2%に達したが、5月は1.4%まで低下するなど安定していないのが、超金融緩和政策を解除出来ない理由とされている。ただ昨年のインフレはゼロ%台、時にマイナスで推移していたことを思えばインフレは着実に上昇しているともいえる。
 ECB理事会では、経済に対する楽観的な見方をやや強め、現在の経済が抱えるリスクに対する評価を「安定的」との表現に引き上げることや、緩和的な政策から軸足を移すことの議論を開始することが見込まれている。ただ、金融資産の購入ペースの変更を示唆する可能性は低い。ドラギ総裁は、経済が持ち直しを示しているものの、政策金利は記録的な低水準に維持する必要があると述べている。成長は堅調だがインフレ圧力は弱いという状況で、政策に対する異なる期待が生み出されるため、ECBにとっては難しい状況だ。
 超金融緩和維持のドラギ総裁に対し、ワイトマン独連銀総裁は、ユーロ圏経済の回復は力強さを増しているため、ECBが景気刺激策を縮小させてもインフレ率の上昇は続くとの見解を示した。
ユーロ相場については、ショイブレ独財務相が経済の競争力に比べユーロの為替レートは弱過ぎるとし、ECBの金融緩和がなければ独の貿易黒字は半分にしかならないとの見解を示した。
ショイブレ財務相は、「さらに、海外から議論の的となっている独の経常黒字は、経済の競争力に比べて弱過ぎる為替レートと関係がある」と発言。「ユーロ圏全体の競争力と比べれば妥当なのかもしれない」と述べ、ユーロのレートも上昇傾向にあると付け加えた。

*英ポンド「通貨5位、株価は9位、保守党は現議席数を維持できるか、テロ不安続く」

 6月8日の総選挙を前に、ロンドンで再び6月3日夜に複数の殺傷事件がありテロと見られている。3月22日にはロンドン国会議事堂付近で、5月22日にはマンチェスターでもテロとされる事件が起きている。総選挙を前に保守党の労働党に対するリードが縮小している。5月31日のユーガブ調査によると、保守党のリードが3%ポイントに縮小した。 保守党の支持率は42%と、5月27日時点から1%ポイント低下。対する最大野党・労働党の支持率は3%ポイント上昇し、39%となった。自由民主党は7%、独立党(UKIP)は4%だった。テロという不穏な空気も影響しているが、インフレだけが上昇し、賃金が上がらない不満も影響している。またメイ首相が提示した改革案で、一部の高齢者が福祉費用を捻出するため、住宅売却を余儀なくされるとの懸念も浮上したことも支持率を低下させた。保守党が選挙前の330議席から議席を失へば、メイ首相への信認が低下しポンド売りに繋がるだろう。
 短期的な話は別として、英国は常に貿易赤字の国である。その時々の需給にかかわらないニュースでの上昇や米ドルの弱さからの上昇はあっても、貿易赤字でのポンド売りが常態化しているために上昇は長続きしない通貨である。

*人民元「通貨8位、株価14位、人民元急騰、今週は貿易収支とCPI」

 国家統計局の5月製造業PMIは51.2と前月から横ばい。統計局はPMIが8カ月連続で51以上の水準を維持しており、製造業が緩やかに成長する勢いを保っているとの見方を示した。しかし財新の製造業PMIは49.6で前月から0.7ポイント低下し、予想の50.1を下回った。2016年6月(48.6)以来11カ月ぶりの低水準で、景況感の分かれ目となる50を割り込んだ。
 さて人民元が急騰している。米国との貿易不均衡問題もあり元安相場を是正しようとする意図がありそうだ。5月26日、中国は日々設定している人民元の対ドル基準値(中間値)を算出する上で、需給状況をより良く反映させるため「カウンターシクリカル(反景気循環)な調整要素」の導入を検討していると発表した。この要素について具体的には説明しなかったが、ボラティリティーと投機の抑制が狙いとみられる。市場参加者は、5月の基準値が予想と一致しない状況が続いていたことから、基準値の算出方法見直しの可能性をすでに予想し始めていた。
 中国当局は、人民元の値動きを対米ドルで中間レートから1日当たり上下2%に制限している。人民銀は2015年8月、市場の前日終値を基準に中間レートを決める方式を導入した。同年12月には複数通貨のバスケットに対する人民元相場の変動を示す「CFETS元指数」の発表を開始。「終値+通貨バスケット」という現在の中間レート計算モデルが2016年2月に完成した。新たに加えた「逆周期因子」は市場に本来存在する周期的な変動を増幅する「順周期性」を打ち消す。これにより、中間レートは従来以上に中国の経済ファンダメンタルズを反映し、外為市場の需給状況および通貨バスケットとの連動性が高まることになる。
 今週は依然不均衡が拡大している対米貿易を含む貿易収支とCPIの発表がある。

3.「豪ドル、NZドル、南アランド、トルコリラ」

*豪ドル「通貨は6位、株価13位、大記録あり、史上初の経常黒字となるか、成長はオランダの最長を抜くか」

 ここ暫く弱い。原油価格や鉄鉱石価格の下落で3月以降は弱い。それぞれの価格はまだ上昇の気配を見せていない。6月前半は重要指標の発表が多い。通常のものに加え、政策金利、GDP、経常収支が加わる。1Q経常収支では史上初の経常黒字となるか。今年は1-3月と貿易黒字が続いている。1-3月合計で82.7億豪ドルの黒字である。これで1Qの経常収支が1970年代半ば以降初めて黒字に転換する可能性がある。
16年4Qの経常収支は赤字額が39億豪ドルとすでに15年ぶりの低水準に縮小している。また景気後退(リセッション)しないという成長の最長記録でオランダ103四半期を抜くかどうかも見どころである。
またRBAの政策金利決定があるが、中銀はこれ以上の利下げは住宅価格高騰にも繋がるとして否定している。ただ利上げするほどの景気の力強さもなく、インフレも落ち着いている。
 外部要因としては、中国の格下げが豪ドル下落に繋がった。また5月政府版製造業PMIは改善したが、財新製造業PMIは50を切ることとなり豪ドルを支援しなかった。、
また新銀行税に対しては不満が多く、マクワリー銀行は本店を海外に移転するとまで言いだし始めている。首相支持率は低下継続。経常収支、政策金利、GDPに注目したい。 

*NZドル「通貨7位、株価7位、NZドル回復一服、ファンダメンタルズは好調」

 1Qの交易条件指数は、1973年以来、約40年ぶりの高水準となった。4月の住宅建設許可件数は減少するも、 5月ANZ企業景況感は改善している。4月貿易黒字が拡大、ゼスプリのキウィフルーツの輸出が好調で、特に日本向けが大幅増となっている。またNZへの旅行者が過去最高を記録した。さらに政府は中国からの旅行者に特別待遇を与える決定を下した。財務省は財政黒字の拡大、成長見通しの上方修正を発表したことで、ムーディーズがNZの財政を評価した。小売売上好調、乳製品価格も上昇している。2月の中銀のNZドル高の牽制から弱んでいたNZドルも需給を伴った良いニュースが続き反発している。
 ただ中銀は今後のインフレの低下見通しや緩和政策の長期化を示唆した時はNZドルは一時下落した。漸く好調な経済が評価されてきている。

*南アランド「通貨2位、株価11位、今週はGDP、リセッション免れれば安心感が出るだろう」

 ズマ大統領による市場からの信頼の厚いゴーダン財務相の更迭と格下げ、またズマ大統領の更迭観測の否定や打消しで、南アランドが急落する場面があるも、すぐに反発する。現在も11通貨中2位で強い。急落の時は実需が伴ったものではないので買戻しも出る。実需は昨年、貿易収支が6年ぶりに黒字となり、今年も4月まで100億ランドの黒字でランド買いが強い。ただ株価はランド高で伸び悩んでいる。
 さて今週は1Q・GDPの発表がありリセッションを免れる予想である。16年4Qは前期比年率で-0.3%であったが、17年1Qは+0.8%の予想である。予想通りとなればランド買いにも安心感が出よう。中銀の2017年成長率予想は1.1%、インフレ予想は5.8%となっている。
インフレのほうは漸く落ち着き4月CPIはインフレターゲット内へ復帰した。中銀はまだ慎重な姿勢を見せているので、即利下げとはならない。4月に投資ジャンク級に格下げしたS&Pは先週は現状維持とした。まだムーディーズは格付けの判断を示していないが1Q・GDPの結果も判断材料の一つとなろう。ズマ大統領の辞任要求は強いが、ANC幹部の会議では否定された。ただ南ア最大労組連合組織COSATUや、共産党(SACP)はズマ大統領の辞任を求めている。

*トルコリラ「通貨9位、株価は首位、製造業PMIと観光業が回復」 

 先週は最強通貨となった。5月製造業PMIは53.5と、4月の51.7から上昇し、2013年12月以来の高水準となった。景気改善と悪化の分かれ目となる50を上回った。トルコの製造業は5月に一段と加速、生産や新規受注、輸出、雇用すべてにおいて上昇したほか、在庫指数は生産能力のひっ迫を示している。一方、インフレ圧力は弱いままであった。また4月にトルコを訪れた外国人は207万人となり、前年同月比で18.1%増加した。2015年7月以来ほぼ2年ぶりに増加に転じた。ロシア人観光客が5倍超となり、全体の増加数のおよそ半分をロシアが占めたという。観光はトルコのGDPに約300億ドル寄与する重要産業。昨年7月のクーデター未遂事件、「イスラム国」やクルド系勢力によるとされる爆破事件を背景に、観光業は低迷が続いていたので、これが回復の第一歩となるか。
EU首脳とエルドアン大統領との会談は「良好な雰囲気」で行われたが、新たな合意はなかった。エルドアン氏がトゥスクEU大統領とユンケル欧州委員長との会談後に、関係再構築に向けた12カ月間の行程表を渡されたと述べたと報じていた。トルコの人権問題などを巡り、両者の関係は悪化しているが、移民問題やシリア情勢に関しEUはトルコの協力を必要としている。関係悪化でも会議を行うのは東アジア情勢とは違う。今週は5月CPIの発表があるが、依然11%台と高く、エルドアン大統領の求める利下げは難しい。

4.テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」

*ドル円=「弱々しい月足、ただドル売りのクライマックスはなく不完全燃焼」

日足、5月24日-26日の下降ラインを一旦上抜くも、雲の上に出られず下落、今度は雲の下限が近くなっている。5月24日-6月2日の下降ラインが上値抵抗。4月17日-5月31日の上昇ラインは下抜き、サポートは雲の下限やボリバン下限となる。ボリバン下位。5日線下向く。
週足、4月17日週‐24日週の上昇ラインを下抜いた。5月15日週-29日週、5月8日週-15日週、3月6日週-5月8日週の下降ラインが上値抵抗。16年11月7日週-17年4月17日週の上昇ラインがサポート。
月足、年初から陰線が多い。唯一陽線となった4月もほぼ寄り引き同時。ただ急落はなく、ジリ安。大きく下げるドル売りのクライマックスがまだ来ない。
16年6月‐11月、12年9月-16年6月の上昇ラインがサポート。17年1月-3月の下降ラインを一時上抜いたが再び下抜く。2012年10月-2014年8月のアベノミクス上昇ラインを下抜けている。15年12月-17年1月の下降ラインが上値抵抗。
年足、12年-13年の上昇ラインを下抜く。ただ2016年は終盤にきて下ヒゲが大きく伸びた。17年は陰線スタート。15年‐16年の下降ラインに沿う。13年‐16年の上昇ラインがサポート。

*ユーロドル=「再び上昇、3か月連続陽線、通貨番付首位」

日足、4月24日に上窓を開け上昇。未だ窓埋めず上昇中。ボリバン上限絡みで推移していたが5月23日-25日の下降ラインを上抜く。5月31日-6月2日の上昇ラインがサポート。15年8月24日-16年5月3日の下降ラインが上値抵抗。5日線上向き。ボリバン上位。
週足、3月27日週-4月3日週の下降ラインを上抜け上窓を開ける。ボリバン上限を大きく上抜く。先週一旦ボリバン内へ下落も終値はボリバン上限を上抜く。4月17日週-5月8日週の上昇ラインがサポート。16年11月7日週-17年3月27日週の下降ラインを上抜く。
月足、17年3月-4月の上昇ラインがサポート。16年11月‐17年3月の下降ラインが上値抵抗であったが上抜く。15年8月-16年5月の下降ラインが上値抵抗か。
年足、14年から3年連続陰線、今年は陽線スタート。14年‐15年の下降ラインは上抜く、00年‐01年の上昇ラインがサポート。2011年‐14年の下降ラインが上値抵抗。

*ユーロ円=「5月30日-31日の上昇ラインを先週末下抜ける」

日足、5月30日-31日の上昇ラインを先週末下抜ける。5月25日-6月2日の下降ラインが上値抵抗。4月17日-5月30日の上昇ラインがサポート。狭いボリバンの中位。5日線上向き。
週足、4月24日週に上窓を開ける。3月13日週ー20日週の下降ラインを上抜く。ボリバン下限下抜きから上限へ。ボリバン上限が上値抵抗。4月24日週-5月15日週の上昇ラインは下抜ける。2週連続上ヒゲで売り圧力はあり先週も一旦下げるが下ヒゲで応酬。
月足、16年6月‐10月の上昇ラインを下抜けるも17年4月に長い下ヒゲを残し再度上抜ける。16年12月-17年1月の下降ラインも上抜ける。08年7月-14年12月の下降ラインが上値抵抗。16年6月-17年4月の上昇ラインがサポート。
年足、2年連続陰線。今年は漸く陽転。12年‐16年の上昇ラインがサポート。15年‐16年の下降ラインが上値抵抗だが上抜くか。

5.当局・円無常・需給「約2京5千兆円不足と言われても」

ダボス会議で知られる「世界経済フォーラム」は、人口の高齢化がこのままのペースで進めば、2050年に日米などの先進6カ国で年金積立金など国民の老後の生活を支える資金が計224兆ドル(約2京5千兆円)不足する恐れがあるとの報告書を発表した。

6.ID為替「今 人気のメキシコペソ。利上げサイクルが終わったとは限らない」

 メキシコ中央銀行のグズマン副総裁は6月2日、政策金利を0.25%引き上げて2009年3月以来の高水準とした先月の予想外の利上げで、金利引き上げサイクルが終わったとは限らないとの見方を示した。
グスマン副総裁は、「われわれは需要圧力の進展を見守っているところであり、必要ならば対応する」と強調。利上げが終了したかどうかハッキリと言うことは「不可能だ」とした。
今年、さらなる利上げが必要になる可能性を指摘する一方で、年後半にはメキシコのインフレ率が顕著に下がるとみているとも述べた。

7.リスク「日中・日韓領土問題、北朝鮮暴発、地震、中東問題、テロ、米中緊張、トランプ大統領」
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 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大  ドル円=50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-超 円安-(短期は自由奔放、長期はこれで) 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8.横浜湘南便り「マジェスティック プリンセス」

 久々に大型客船が入港する。マジェスティック プリンセス、 7月3日入港 14万トン。6月の入港は少ないが7月はそのほかに、ダイヤモンドプリンセス(11万トン)、スーパースター・ヴァーゴ(7万トン)などの大型客船で大さん橋は賑わう。

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FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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