野村雅道のID為替 (レポート)|FXブログ|外為どっとコム

歴史的ドル円高値は360円ではなかった、米国の配慮で

「横浜馬車道為替40 歴史的ドル円高値は360円ではなかった、米国の配慮で」2017年5月11日(木)

*昭和20年9月10日

 1ドル15円の軍用レート

 ただ当時は貿易における各商品ごとに異なったレートが決められていたようだ、自転車はなんと1ドル510円

(輸出)

・生糸420円
・自転車510円

(輸入)

・鉄鉱石125円(1ドル)
・砂糖177円


 輸出は輸出しやすい円安レート

 輸入品は経済復興のために輸入しやすい円高レート
 
平均すれば輸出は1ドル340円
     輸入は1ドル160円

*昭和24年4月25日には単一レートの360円となる、米政府が決定(レート決定の根拠は説明されず憶測だけが飛び交った)
 1ドル360円はニクソンショックが起きた昭和46年8月15日(1971年)まで続いた。

(360円に決定した憶測)

・円は丸い 360度だから
・特別な女性のするサービスの値段を比べた 米国では5ドル、日本では1800円だったので 1ドル360円
・ヤング調査団は300円を提唱していたが、300円では日本の輸出の80%は採算が合うが、20%は合わないので輸出振興のため360円とした


*同じころ英ポンドは1ポンド1450円から切り下げして1008円となっていた

明治に1ドル1円で始まった相場が太平洋戦争直前には4円を超え4倍の円安となった。戦後はインフレで商品別レートを経て360円となった
その後はニクソンショックを経て変動相場となり急激に円高となり、2011年10月1日に75円57銭(シドニーでは75円32銭と言われている)をつけた。

 円相場は1ドル1円から始まり360円まで円安(場外では510円)進み、その後75円台までの円高となり現在は113円あたりである。
1円から360円まで経験しているので、少々の変動があっても驚くことはないだろう。

(参考 円の社会史、三上隆三、中公新書)

FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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