野村雅道のID為替 (レポート)|FXブログ|外為どっとコム

豪ドルポイント 「新年度予算案、資源(除く鉄鉱石)上昇で豪ドル堅調」 

豪ドルポイント「新年度予算案、資源(除く鉄鉱石)上昇で豪ドル堅調」

(ポイント) 

*新年度予算案が提示された
*国民の反応はマチマチだが政党支持率は野党が高い
*原油価格上昇でLNG価格も連れ高で豪ドルに好影響
*今週は雇用統計の発表あり
*トリプルAの格付けは大丈夫か
*1Q・CPIは2.1%へ上昇
*3月雇用統計はフルタイム雇用者は増加
*政策金利は予想通り据え置かれた
*住宅価格高騰の懸念がある
*貿易収支は改善、1Qは経常収支が初の黒字となる可能性がある
*鉄鉱石価格の下落は続いている
*2月、3月小売売上は不冴え
*RBAは豪ドル高に神経質
*4Q・GDPは予想通り改善した
*設備投資、賃金はまだ弱い 企業利益は好調
*州議会選挙では与党が敗退した 野党支持率が与党を上回る
*首相支持率は低下継続 

(付録)

(新年度予算案への国民の反応)

 ターンブル政権による新年度予算案の発表後、初めてとなる世論調査スカイ・ニュース・リーチ・ポールが5月11日に行われ、野党労働党が53対47で与党保守連合をリードしたことが分かった。また、新年度予算案を受けて、生活が苦しくなると感じている人は、51.6%と半数以上に上っている。
予算案で今後、生活が楽になると感じている人は10.8%、これまでと変わらないと感じている人は37.6%となった。ただ、5大銀行に課される銀行税は62.1%の人から支持を得ている。
また、国民身体障害者保険制度(NDIS)の財源を補充するため、メディケア税を2.5%に引き上げることについては、48.2%が支持、34.1%が反対、17.7%が分からないと回答した。このほか、7ニュース・ポールが行った調査でも、予算案に賛成は28.9%、反対は33.4%、普通は37.6%だった。

(豪予算案 ①インフラ投資)

モリソン財務相は「経済成長を支えるため国家建設に投資する」

*資源ブーム後の新たな成長エンジンとしてインフラ開発を打ち出し、広大な国土をつなぐ道路や鉄道の整備などに今後10年で750億豪ドルを投じる。
 26年目を迎えた経済成長を持続させ、オランダの持つ世界最長記録の更新を目指す。
 メルボルンとブリスベンを従来より10時間短い24時間以内で結ぶ内陸貨物鉄道を整備。
*シドニーなど大都市や地方都市をつなぐ高速鉄道の開発も始動
*シドニー第2空港建設に53億豪ドルの資本を注入。
*スノーウィー・ハイドロ水力発電所の拡張など大型案件が相次ぐ。

(豪予算案 ②住宅)

*住宅の供給量を増やし、不動産に対する海外からの投資を抑制
*初めての住宅購入者の退職年金ファンド拠出に関する税制優遇の上
限額を引き上げ
*住宅の所有者が海外にいて、1年のうち少なくとも6カ月間は空き
家となっている場合には、最低で年間5000豪ドルを課税する。
*新規の住宅開発については海外からの投資資金の上限を50%とした。
*広い家を出て小さな家に住み替える高齢者を対象に18年から、
 住宅売却で得た収入を最大30万豪ドルまで税引き後拠出として積み立てることを可能にする。
*3年以上物件を保有する場合、キャピタルゲインを60%割り引く
ことを通じて、民間投資家が手頃な価格の中古や新築の住宅に投資資金
を振り向けるように促す。
(豪と格付けと予算案)

豪は10年以上、財政赤字が続いており、トリプルAの格付けに対する影響が懸念されている。

*格付け大手3社=財政を均衡化できないことで、10数カ国にしか付与されてい
ないトリプルAを豪が維持できないリスクにさらされると警告
*モリソン財務相=わが国は歳入の範囲内で生活しなければならない。新年度予算は誠実 な予算案だ

FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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