野村雅道のID為替 (レポート)|FXブログ|外為どっとコム

横浜馬車道為替26 、貿易黒字と所得黒字 関係ない人も為替の円高で差損

「横浜馬車道為替26 、貿易黒字と所得黒字 関係ない人も為替の円高で差損」2016年11月10日(木)


「貿易黒字と所得黒字 関係ない人も為替の円高で差損」

 平成28年度上半期(4-9月)の貿易サービス収支は2兆1139億円の黒字、所得収支(一次、二次合計)は8兆2416億円の黒字、経常収支は10兆3554億円の黒字となった。前年同期より1兆7640億円の黒字拡大となった。
 時々円高に対して楽観的であるとか、当面の影響はない、円高抵抗力はついてきたといわれるが、確実に手取りは減るのである。円高は貿易収支だけについて議論されるが、所得収支についてもまったく同様の影響が出る(ただし所得収支の黒字のうち3分の1は円転されない外貨準備の利金等と推測される)。
 貿易に関係のない人々でも、外債投資をやっている人も円高では差損となる。自分は海外にかかわりがないと思っている人も 生命保険、年金、郵貯、簡保などが外債投資をしていてそこで為替差損が出れば保険金、配当が目減りしている。可処分所得が減り消費が減るのは当然である。たいして円高の影響はないという理由をあげつらう人も多いが、サイフの中身は必ず減っている。最後は窮した人々が、窮していなくても海外の安価な商品を買ってその差損を、いや生活を改善しようとするがその道は政府が閉ざしている部分(関税)がある。それでコメの値段が下がらない。為替差損を負った上、国内物価高で円高を生かせない。中国のようなかたくなな為替政策とまでは言わないがもう少し国民の為に輸入規制を見直してもらいたい。為替介入が実質不可能となった現在では、輸入を増やし、円安として輸出業にも収益を上げさせるしか景気回復の道はない。たまたま2012年―14年は原発停止で原油輸入が増加して円安となった(世間ではそれをアベノミクスとかバズーカとかいうが関係はない)。

FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

詳しくはこちら

ブログカレンダー

 

カテゴリー一覧

  • レポート
  • レポート(PDF形式)


業界最狭水準スプレッド

秋

お友達ご紹介キャンペーン

口座開設キャッシュバックキャンペーン